自動車保険には運転者限定という設定をすることができます。
運転者限定というのは運転する人を限定するということです。
「運転者限定は設定したほうがいいの?」
「運転者限定をなしにしたら保険料って?」
「メリットやデメリットを知りたい!」
という人がいるでしょう。
実際には運転者限定をなしに設定しているという人もいます。
では、運転者限定なしにした場合の保険料やメリット・デメリットについて紹介していきます。
もくじ
運転者限定なしの場合。保険料は?
運転者なしの場合の保険料というのは運転者限定を設定するのとでは違ってきます。
運転者限定を設定した場合となしにした場合の保険料について紹介していきます。
どれくらい保険料が変わってくるのか?というのを比較してみましょう。
運転者限定を設定した場合
運転者限定の設定には3つの種類があります。
本人限定、夫婦限定、家族限定です。
この限定の種類によって保険料も変わってきます。
本人限定
本人限定の場合は割引率は高いです。
通常の保険料から7%安くなるのです。
ということは、50000円の支払いをしていた場合は3500円安くなります。
支払い額は46500円ということですね。
少しでも安いのはラッキーですね。
夫婦限定
夫婦限定の場合は6%です。
本人限定よりも1%下がってしまいますが、それでも少し安くなるのでとても嬉しいですね。
50000円支払いしていた場合は3000円安くなるので47000円で済みますね。
家族限定
家族限定にしていると補償の適用範囲が広がっていくので割引額が少なくなってしまいます。
家族限定の場合は1%の割引です。
50000円の支払いをしていた場合は500円の割引で支払いは49500円です。
このように運転者限定を設定することによって割引を受けることができます。
しかし、運転者限定なしの場合は違ってきます。
運転者限定なしの場合
運転者限定なしの場合は補償の適用が運転者全員になるので割引がありません。
保険料を少しでも安くしたい!と思う人がいるでしょう。
そんな人は運転者限定を設定したほうがいいでしょう。
それか、年齢条件というのを設定すれば割引を受けることができます。
運転者限定なしにした場合でも年齢条件というのは設定することができるのです。
運転者限定なしのメリットとデメリットについて紹介
運転者限定なしにした場合にどのようなメリットやデメリットがあるのか?というのを知りたいですよね。
メリットとデメリットを見比べることによって、自分にとっては運転者限定なしにしたほうがいいのか?というのを決めることもできます。
では、メリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット
・補償の範囲は限定がない
・新しい保険に加入するよりも安く済む
デメリット
・保険料が高くなってしまう
このようなメリットとデメリットが存在します。
一番気になるのは保険料ではないですか?
確かに、保険料は高くなってしまいます。
しかし、友達とどこかに出かける時、家族ではない他人が運転する機会が多い場合などは運転者限定なしのほうが保険の補償が効くのでいいのです。
また、新しい保険に加入して誰でも乗ることができるようにしよう!として保険料を払うよりは運転者限定なしにすることによってその分の保険料しかかからないので絶対そのほうがお得です。
運転者限定なしにしても年齢条件は設定することができます。
年齢条件の場合は何歳以上と設定すればその年齢であれば補償してもらうことができます。
運転者限定なしの代わりに年齢条件を設定するという人もかなりいるのでオススメです。
運転者限定なしの設定の仕方!
運転者限定なしに設定した場合。
様々な方法を組み合わせることによって、割引がない代わりにメリットが大きくなります。
その設定の仕方について紹介していきます。
1か月限定で設定
保険会社によっては1か月限定で運転者限定を設定することができます。
例えば、普段は運転者限定を設定していたとしても
「友達が車に乗るから運転者限定なしにしよう!」
「子どもが帰省するから運転者限定なしにしよう!」
というように設定を変更することもできます。
その設定変更期間というのも特に決まっておらず、場合によっては4月1日に限定なしの変更手続きをして、4月30日まで限定をつけていたときと同じ保険料のままということもあります。
期間によっては、運転者限定なしに場合でもプラス料金がかかってしまうことがあるのでそこは各保険会社に確認が必要です。
車代行を依頼したときは?
車を乗っていったのに、お酒を飲んでしまった!どうしよう…。
というときもありますよね。
そんなとき利用するのが車代行です。
車代行は自分の車を運転して自分と一緒に送ってくれるというものです。
この車代行を利用した場合で、運転者限定を設定していた場合はどうなるのでしょうか?
車の代行をしてくれている人の保険は適用になるのか?というのが気になりますよね。
結果から言うと、運転者限定を設定していた場合は保険は適用になりません。
なので、車代行を利用中に事故してしまった場合は全額の請求が車の所有者に来るわけです。
車の代行の人は関係ないというようになってしまうこともあります。
しかし、それではあまりにもかわいそうです。
事故した時は確かに請求は車の所有者になりますが、その請求額を一度支払いして、車の代行会社に請求するというのが一般的な方法です。
車代行会社によっては、専用の保険に加入しており、事故した場合でもきちんと補償される場合もあります。
そこは車の代行会社に確認しましょう。
このように運転者限定を設定している場合はその設定の仕方によって、上手に活用することもできますし、車の代行を使用するときはトラブルになることもあります。
なので、運転者限定を設定するか、なしにするか?というのはしっかりと場面を考えて決めるようにしましょう。
運転者限定なしにしたほうがいい?悩んだときは…。
ここまで、運転者限定を設定したほうがいいのか?運転者限定なしのほうがいいのか?というのを説明してきました。
しかし、どっちがいいのか?まだ悩んでいるという人もいますよね。
悩んでいるという人は「自動車保険の一括見積もり(無料)」を利用するというのも一つの手段です。
悩んでいるという人の多くは保険料が引っ掛かっているという人が多いです。
なので、運転者限定なしにしたいけど保険料も安くしたい!という人は多くの保険会社を比較するのが確実な方法です。
各保険会社に電話して、資料請求してというのはとても大変ですし、時間もかかってしまいます。
なので、自動車保険一括見積もりを利用して一気に各保険会社の運転者限定なしにした場合の保険料を比較してしまいましょう。
詳しくはこちらをどうぞ。
まとめ
運転者限定なしにした場合の保険料やメリット・デメリットについて紹介してきました。
運転者限定なしにした場合は保険料は高くはなります。
しかし、保険の適用というのは範囲が決まってしまうので赤の他人が乗ることが出来ません。
そんなときは運転者限定なしにしたほうが断然いいでしょう。
運転者限定なしではなく、やはり普段は夫婦でしか乗らないから夫婦限定にして、友達や子どもが来る時だけ限定を外すというのも可能です。
運転者限定の設定の仕方を上手に工夫しましょう。
それでも、運転者限定なしにするか悩んでいるという人は保険料の見直しのためにも自動車保険一括見積もりを利用してみましょう。
保険料が今よりも安くなることもあります。
ぜひ、参考にしてみてください。