車の保険にはいくつかの種類があります。
対人賠償保険、対物補償保険、人身傷害補償保険、車両保険などが代表的な保険です。
その中でも対物補償保険は相手の財物に損害を与えてしまった時に補償してくれる保険です。
しかし、対物補償保険に今加入していない人は、
「その補償はどこからどこまでが補償適用なのか?」
「対物補償保険って補償範囲を無制限にすると保険料は?」
という疑問を持っているでしょう。
なので、今回は対物補償保険について詳しく紹介していきます。
もくじ
︎対物補償保険って?どんな保険なの?
対物補償保険というのはその名の通り、自動車事故で相手の車や家屋、公共物などを壊してしまったという場合に賠償金を保証してくれる保険のことです。
最近はニュースなどで店舗にぶつかったりして営業を妨害してしまったというようなこともあります。
その場合にも営業損失、休業損失と言って、賠償しなくてはなりませんし、対物補償保険に加入していれば補償金がおりてきます。
事故を起こしてしまった時は物凄い額の請求がきます。
場合によっては数千万円という時もあります。
対物補償保険に加入していない場合、あなたはその数千万円を一括で払うことができますか?
お金持ちであれば支払いすることができますが通常であれば簡単に払うことができる金額ではありませんよね。
そんな時にとても役に立つのが対物補償保険なのです。
︎無制限にした方がいいのか?対物補償保険の適用範囲について
対物補償保険に加入するにあたって、とても重要なのが保険の適用範囲を決めるということです。
対物補償保険には基本的に1000万円、5000万円、無制限というように適用範囲が決められています。
では、他の人は対物補償保険に関して適用範囲はどのように設定しているのでしょうか?
無制限にした方がいいのでしょうか?
他の人はどうなのか?無制限にしている割合
対物補償保険に加入しているという方たちに話を伺ってみました。
すると、93.8%の人が無制限にしているというのです。
特に、10代の若年層、60代以上の高齢層が無制限に設定していました。
もしものことを考えた時に無制限にしておいた方がいい!という人が増えてきたということがこの割合から伺えます。
参照URL https://www.bang.co.jp/cont/column-20150327/
無制限にした方がいい?
では、実際に無制限にした方がいいのでしょうか?
無制限にするか?と悩んでいるという人は是非とも無制限にしてください!
例えば、1000万円の対物補償保険に加入していたとします。
事故を起こしてしまい、相手から1億円の対物損害金を求められました。
その場合、1000万円の対物補償保険なので1000万円しか補償してくれません。
残りの9000万円は実費で支払いしなくてはならないのです。
いきなり9000万円一括で支払いしろというのはとても困ってしまいますよね。
それが無制限であればどうでしょう?
実費で支払いする必要がないのです。
︎対物補償保険の保険料はいくら?無制限にした場合の保険料も紹介
無制限にしたいけど、保険料金はどのくらいになるのか気になりますよね。
また、対物事故が発生してしまった場合、どのような計算方法でいくら請求されるのか?というのを知っておけば無制限にした方がいいのか?という疑問も解決できます。
対物事故発生!請求される金額は?
無制限にした場合、多くの人が口にすることがあります。
「30億円請求されても無制限なんだから実費で支払いすることないでしょう!」
それは間違いです。
無制限だからと言って実費がないというわけではないのです。
無制限という文字だけ見ると、制限が無いないようなイメージですが実は上限があります。
対物補償保険の無制限というのは損害を与えた財物の時価を元に計算されるのです。
例えば、車を150万円で購入します。
その時の車の価値は150万円ですが、その車に乗っているとその時その時によって価値が下がっていきます。
5年も車を乗って売りに出す場合はどうでしょう?
元値の150万円では売ることができません。
30万円~50万円下がった金額が売値、時価になります。
対物補償保険というのはその時その時の車の価値によって決まってきます。
なので、対物補償保険の補償金を計算する時もこの時価が適用されます。
事故を起こしてしまった時に相手の損害物の時価が30万円でその修理に50万円かかってしまった場合は30万円しか対物補償適用になりません。
残りに20万円は実費になるのです。
「実費か…。無制限にしても意味ないじゃん!」
と思っていますよね?
いえいえ!それは違います。
制限を1000万円にしていて、その時の損害金が時価で計算された場合でも1000万円を超えていた場合はどうでしょう?
結局実費で支払いしなくてはならないということになります。
なので、対物補償保険は無制限にしておいた方がいいのです。
保険料金はこのくらい!他社との保険料金比較も
無制限にするにしてもあなたが一番気になるのは保険料ですよね。
あくまで平均的な金額にはなってしまいますが他者との保険料金について比較するとともに保険料について紹介していきます。
無制限の場合の保険料金
無制限にしたという場合でも平均的な年間保険料は10万円前後です。
もし、無制限にせずに1000万円の補償をつけたとしましょう。
その場合の保険料は9万7千円程です。
無制限なのに1000万円の補償の場合と比較しても3000円程しか金額が変わりません。
それも月に3000円ではなく、年間で3000円程しか変わらないのです。
月にして250円程プラスするだけです。
保険料比較!保険会社によって金額は違う?
上記で保険料金について紹介しましたがあくまでこれは一例です。
保険料は各保険会社によって違ってきます。
いくつかの保険会社で対物補償保険料金を算出してみました。
2000万円 | 無制限 |
|
A社 | 19970円 | 20490円 |
B社 | 38640円 | 39320円 |
C社 | 19360円 | 19790円 |
*月額の料金になります。
このように対物補償保険は保険会社によって大幅に料金が違います。
︎対物補償保険で悩んだら…。自動車保険の一括見積もりを利用しよう!
対物補償保険というのは保険会社によって保険料が違ってきます。
やはり、安く、手厚く保障してくれるというのが嬉しいですよね。
しかし、今の世の中、保険会社は山ほどありますし、保険料の違いというのも保険会社の数ほどあります。
また、対物補償保険の無制限にするという場合でも、安く毎月の保険料を抑えることができるのであれば願ったり叶ったりです。
保険料が違うなら比較すべき!
保険料金が違うというのであれば、とことんやすい保険会社の保険料を知りたいですよね。
それを知るにはとことん保険会社を比較するしかありません。
しかし、比較するとしても一件一件保険会社に連絡したり、資料請求をしたりするのは大変です。
そんな時に便利なのが「自動車保険の一括見積もり(無料)」です。
自動車保険の一括見積もりを利用!
自動車保険の一括見積もりを利用してみましょう。
自動車保険の一括見積もりサイトでは何件もの保険会社の見積もりを一気にみることができます。
また、保険料の金額を比較することもできます。
資料請求や各保険会社への問い合わせは一切必要ありません。
入力も3分程度ですぐさま保険料を確認できるんです。
複数社比較して安く契約できた!という人もたくさんいます。
ここまで無制限の対物補償保険について紹介しきましたが無制限にしても平均すると少額しか変わりませんが保険会社によっては数千円変わることもあるので「自動車保険の一括見積もり(無料)」を利用した方がいいのです。
︎まとめ
対物補償保険について紹介してきました。
事故というのは相手がある場合があります。
また、どのくらいの損害金がかかるかわかりませんよね。
なので、対物補償保険は無制限でかけておいた方がいいのです。
保険料を安くしたい!どの保険会社がいいのか悩むという人は是非、自動車保険の一括見積もりを利用してみてください。
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