「ホンダ オデッセイ」は、高い人気を誇るミニバンです。
オデッセイは、1994年の初代モデルから現在までヒットを続けており、ホンダを代表する人気車種のひとつです。
オデッセイに乗っている人や、購入を考えている人も多いのではないでしょうか。
自動車保険を利用する際に不可欠なのが自動車保険です。
オデッセイの購入を予定している人は、自動車保険料がいくらくらいになるのか気になるところでしょう。
また、現在オデッセイに乗っていて自動車保険を利用している人の中にも、ほかに安い保険会社がないか気になっている人もいるのではないでしょうか。
今回は、人気の車種であるオデッセイの自動車保険料の相場をご紹介します。
保険料の安い「ダイレクト型保険」各社の保険料をご紹介しますので、保険会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
もくじ
オデッセイの基本情報
オデッセイ(Odyssey)は、本田技研工業が生産・販売する上級ミニバンです。
1994年に初代モデルが発売され、現行車は2013年に発売された5代目のモデルです。
オデッセイは、初代から5代目の現在まで継続してヒットを続けており、高い人気を誇っています。
オデッセイは、ホンダの基幹車種のひとつです。
オデッセイの保険料の相場を確認する前に、自動車保険料に関わるオデッセイの基本情報を確認しておきましょう。
オデッセイの型式別料率クラス
自動車保険は、「型式別料率クラス」と呼ばれる車種ごとに定められた料率によって保険料が変化します。
車にはさまざまなタイプがあり、車種によって事故を起こすリスクが異なります。
そうした車種ごとの事故率を保険料に反映させるための基準が、「型式別料率クラス」です。
型式別料率クラスは、過去の保険金支払実績から算定され、1年に1回見直されます。
型式別料率クラスには「対人賠償」「対物賠償」「搭乗者傷害」「車両保険」の4つの項目があり、項目ごとに「1-9」の9段階の数字で評価されます。
保険料支払の実績が少ないほど数字が小さくなり、保険料が安くなります。
逆に保険金支払の実績が多ければ、数字が大きくなって保険料が高くなります。
オデッセイの型式別料率クラスは、以下の通りです。
オデッセイの型式別料率クラス(保険始期2019年1月1日から12月31日の場合)
補償内容/型式 | RC1 | RC2(4WD) | RC4(ハイブリッド) |
対人賠償 | 3 | 4 | 3 |
対物賠償 | 3 | 4 | 4 |
搭乗者傷害 | 4 | 4 | 4 |
車両保険 | 4 | 4 | 5 |
オデッセイには、モデルの違いによっていくつかの型式があります。
2013年(平成25年)11月以降に発売されたオデッセイの型式は、「RC1・RC2・RC4」の3種類です。
「RC1」は通常タイプ、「RC2」は4WD、「RC4」はハイブリッド車の型式です。
オデッセイは事故率が低めなミニバンタイプであり、比較的料率の数字が小さく、保険料も安めです。
ただし、4WDの「RC2」とハイブリッド車の「RC4」の場合、通常の「RC1」よりも料率の数字が大きい項目があり、保険料が若干高くなります。
オデッセイで受けられる自動車保険の割引サービス
保険会社によっては、オデッセイで自動車保険に加入する際に追加で割引サービスを受けられる場合があります。
エコカー割引
エコカー割引は、電気自動車やハイブリッド車などのエコカーを対象とした割引制度です。
エコカー割引はすべての保険会社が採用しているわけではなく、採用しているのは10社程度です。
また、割引の対象車種も保険会社によって異なり、幅広い種類の車を対象としている保険会社もあれば、電気自動車のみが対象の保険会社もあります。
オデッセイには、2016年(平成28年)2月から販売されている「オデッセイ ハイブリッド」というタイプがあります。
このタイプの場合、ハイブリッド車をエコカー割引の対象にしている保険会社であれば、エコカー割引を受けることができます。
ASV割引(自動ブレーキ割引)
ASV割引は、車に「衝突被害軽減ブレーキ(AEB, Autonomous Emergency Braking)」が搭載されている場合に保険料が割引されるサービスです。
ASVは、「先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)」という意味です。
ホンダの安全運転支援システムは「Honda SENSING(ホンダ センシング)」といいます。
オデッセイは、2015年1月からHonda SENSINGを搭載したモデルが販売されており、2017年11月からはHonda SENSINGが全モデル標準装備になっています。
新しいモデルのオデッセイを購入すれば、自動車保険を利用する際にASV割引を受けることができます。
なお、ASV割引を採用していない保険会社もあります。
オデッセイで自動車保険に加入する場合は、ASV割引を採用している保険会社を選べば、保険料が安くなる可能性があります。
ASV割引は、金融庁の声かけでスタートした政府主導の割引制度であり、割引率は各社共通の「9%」に統一されています。
オデッセイの自動車保険料の相場はいくら?
それでは、オデッセイの自動車保険料の相場をみていきましょう。
自動車保険は運転者の年齢条件によって大きく変化するため、年齢別に保険料をご紹介します。
自動車保険の年齢条件は、「年齢制限なし」「21歳以上対象」「26歳以上対象」「30歳以上対象」に分かれているのが一般的です。
「30歳以上」の代わりに「35歳以上」としている保険会社も多くあります。
また、自分の車の修理費用を補償する車両保険は、保険料の大きな割合を占めています。
車両保険の種類や有無は保険料を大きく左右するため、「一般車両保険・エコノミー型車両保険・車両保険なし」のそれぞれの場合の保険料をご紹介します。
見積もり条件は、以下の通りです。
・見積もり条件
型式 | RC1 | 自動ブレーキ割引 | 適用 |
人身傷害 | 3,000万円 | 車両保険金額 | 300万 |
車両保険 | 一般・エコノミー・車両保険なし | 対人・対物賠償 | 無制限 |
免許証 | ブルー | 運転者の範囲 | 本人・配偶者限定 |
使用条件 | 日常・レジャー | 年間走行距離 | 9,000km |
エコカー割引 | なし | 等級 | 10等級 |
オデッセイの型式は、4WDやハイブリッド型ではない一般的な「RC1」を選択しています。
また、年齢による保険料の違いを分かりやすくするために、年齢に関わらず等級を「10等級」としています。
以上の条件で、代表的なダイレクト型自動車保険会社である「ソニー損保」「イーデザイン損保」「三井ダイレクト」「SBI損保」の4社の見積もりを調べてみました。
ダイレクト型自動車保険は、ネットや電話で手続きをする自動車保険会社です。
代理店のコストがかからないため、保険料が安いのが魅力です。
なお、インターネット割引や証券不発行割引など、適用できる割引サービスはすべて適用しています。
「年齢制限なし」の場合
まずは、年齢条件を設定しない場合の保険料をみてみましょう。
・「年齢制限なし」の保険料(運転者年齢20歳)
車両保険 | ソニー損保 | イーデザイン損保 | 三井ダイレクト | SBI損保 |
一般車両保険 | 178,720円 | 136,000円 | 157,980円 | 177,640円 |
エコノミー型 | 118,690円 | 90,940円 | 101,860円 | 112,940円 |
車両保険なし | 68,990円 | 56,110円 | 60,140円 | 52,690円 |
年齢制限を設定しない場合は、保険料が大幅に高くなります。
4社の中では、イーデザイン損保の保険料の安さが目立ちます。
また、車両保険の有無で安い保険会社が異なり、「車両保険なし」の場合はSBI損保の保険料が最も安くなります。
なお、この保険料は「10等級」で計算したものです。
初めて保険に入る場合に適用される「6等級」の場合は割引率が低くなり、一般車両保険をつけたケースでは「200,000円から263,000円程度」の保険料になります。
「21歳以上」の場合
続いて、「21歳以上」に年齢条件を設定した場合の保険料をご紹介します。
・「21歳以上」の保険料(運転者年齢21歳)
車両保険 | ソニー損保 | イーデザイン損保 | 三井ダイレクト | SBI損保 |
一般車両保険 | 98,100円 | 90,880円 | 83,860円 | 101,700円 |
エコノミー型 | 65,410円 | 61,490円 | 55,840円 | 66,380円 |
車両保険なし | 38,340円 | 38,760円 | 34,450円 | 30,780円 |
21歳以上に年齢条件を設定すると、年齢を制限しなかった場合に比べて保険料が大幅に安くなります。
車両保険をつけた場合は三井ダイレクトが安価ですが、車両保険なしの場合はSBI損保の保険料が最も安くなります。
「26歳以上」の場合
次に、「26歳以上」のケースをみてみましょう。
・「26歳以上」の保険料(運転者年齢26歳)
車両保険 | ソニー損保 | イーデザイン損保 | 三井ダイレクト | SBI損保 |
一般車両保険 | 72,410円 | 60,590円 | 66,730円 | 76,130円 |
エコノミー型 | 48,910円 | 42,040円 | 45,700円 | 50,530円 |
車両保険なし | 29,450円 | 27,770円 | 29,760円 | 23,090円 |
26歳以上で車両保険をつけた場合、イーデザイン損保の保険料が安価になりました。
また、車両保険がない場合は、年齢が若い場合と同じくSBI損保が最も安くなっています。
「30歳・35歳以上」の場合
「30歳・35歳以上」に年齢条件を設定すると、保険料は最も安くなります。
なお、SBI損保は「26歳以上」が年齢条件の上限であり、「30歳以上」や「35歳以上」といった年齢区分はありません。
・「30歳・35歳以上」の保険料(運転者年齢40歳)
車両保険 | ソニー損保 | イーデザイン損保 | 三井ダイレクト | SBI損保 |
一般車両保険 | 61,980円 | 50,420円 | 53,830円 | 66,980円 |
エコノミー型 | 40,840円 | 34,800円 | 36,540円 | 44,740円 |
車両保険なし | 23,340円 | 22,720円 | 23,310円 | 20,150円 |
このケースでも、車両保険がある場合はイーデザイン損保が最も安くなりました。
SBI損保は車両保険がついていると保険料が高めですが、車両保険なしの場合は年齢を問わず最も安価です。
以上の保険料は、特定の条件で見積もりをとったひとつの例です。
自動車保険料は多くの要因によって左右され、保険料の算定基準は保険会社によって異なります。
上記の例で安かった保険会社でも、条件が変われば他社よりも保険料が高額になる場合があります。
自分の利用条件で最も安い保険会社を知りたい場合は、実際に各保険会社の見積もりを比較してみる必要があります。
運転者を限定すると保険料はどれくらい安くなる?
上記の保険料は、運転者の範囲を「本人・配偶者限定」に設定した場合のものです。
自動車保険は、運転者の範囲を限定することで保険料の割引を受けることができます。
一般的な「運転者限定特約」の範囲と割引率は、以下の通りです。
運転者限定特約 | 内容 | 割引率 |
本人限定 | 運転者を記名被保険者(主な運転者)に限定記名被保険者以外の運転は補償が受けられない | 8% |
本人・配偶者限定 | 運転者を記名被保険者とその配偶者に限定 夫婦以外が運転した場合は補償なし | 7% |
家族限定 | 本人・本人の配偶者・同居の親族・別居の未婚の子供までが補償を受けられる | 1% |
運転者限定なし | 家族だけでなく友人・知人など、誰が運転しても補償が受けられる | 0% |
なお、保険会社によっては「本人限定」の区分が存在しない場合もあります。
ご紹介した保険料例は、「本人・配偶者限定」の条件で算出したものです。
「家族限定」や「運転者限定なし」にした場合は、保険料がより高額になることに注意してください。
オデッセイの保険料が安い会社を探すなら一括見積もりがおすすめ
オデッセイの自動車保険料を比較する際に利用したいのが、ネットで利用できる「自動車保険の一括見積もりサービス(無料)」です。
一括見積もりサービスはその名の通り、多くの保険会社の見積もりを一括で確認できるサービスです。
自動車保険料は、車の種類・運転者の年齢・等級・走行距離・特約の有無などによって変化します。
そのため、見積もりをとる際には多くの情報を入力する必要があります。
各保険会社のホームページでも見積もりを確認できますが、1社ずつ情報を入力するのはとても大変です。
一括見積もりサービスを利用すれば、1回の情報入力で多くの保険会社の見積もりを一括で確認でき、情報入力の手間と時間を大きく省くことができます。
保険料の試算例でご紹介した通り、同じオデッセイでも保険会社によって保険料に差があります。
なるべく安い保険会社を選ぶためには、できる限り多くの保険会社の見積もりを確認することが大切です。
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オデッセイの自動車保険加入を考えている人は、保険料がどれくらいになるのか、いちど一括見積もりサービスを使って確認してみることをおすすめします。
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まとめ
「ホンダ オデッセイ」は、高い人気を集めているミニバンです。
オデッセイは事故率が低めな車種であり、自動車保険料は比較的安価です。
近年販売されているオデッセイには自動ブレーキシステムが標準搭載されており、自動車保険のASV割引(自動ブレーキ割引)を受けることができます。
また、ハイブリッド型を購入すれば、エコカー割引の対象になる場合があります。
オデッセイの自動車保険料は、年齢条件によって大きく変化します。
年齢による割引率は保険会社によって異なり、年齢条件によって保険料の安い保険会社は変わります。
また、車両保険の有無によっても、保険料に大きな違いが生じます。
今回の記事では、年齢条件ごとに各保険会社の保険料をご紹介しました。
自分の年齢条件の保険料を確認して、保険会社選びの際の参考にしてみてください。
自動車保険はさまざまな要素によって変化するため、正確な保険料を知りたい場合は、実際の見積もりを確認する必要があります。
自動車保険料をなるべく抑えるためには、できるだけ多くの保険会社の見積もりを比較することが大切です。
保険会社を比較する際に便利なのが、ネットで利用できる「一括見積もりサービス」です。
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