あなたは現在の自動車保険の保険料に満足していますか?
年間何万円、人によっては何十万円も払っているこの保険料。
実は現在加入中の自動車保険の見直しで安くすることができるかもしれません。
自動車保険の保険料は様々な要因や材料で、高くなったり安くなったりするのです。
その要因や材料を理解し、適切な見直しをかける事で、新規契約や更新時に次回の保険料を安くすることができます。
そこで今回はそんな保険の見直しに関する情報を解説します。
保険料の仕組みや保険料見直しのコツ、大きく保険料を節約する方法などの情報を網羅しています。
保険料が高くて悩んでいる方は、この記事を参考に是非保険の見直しをしてみてください。
もくじ
保険料はどうやって決まる?
そもそも保険料と言うのはどうやって決まっているのでしょうか。
まずは保険料の仕組みから説明します。
自動車保険料と言うのは主に以下の項目で決まります。
・等級
・補償内容
・年齢や運転者の制限特約
・保険会社独自の保険料
等級は事故リスクを決めるランクのようなものです。
保険に加入し、保険を使わずに更新を続けると等級が上がっていき、保険会社から「事故リスクの低いドライバー」として認定されるため保険料が安くなります。
補償内容は事故の際の補償金額を上げれば上げるほど保険料は上がります。
また、補償内容の中でも車両保険を付けること保険料は一気に上がります。
スポーツカーや高級セダンの場合、この車両保険を付けたことで保険料が一気に倍以上になるケースもあります。
制限特約は年齢や運転手を限定することで事故リスクを下げ、保険料を下げる特約です。
保険会社に対する約束のようなものです。
制限をすると保険会社から事故リスク(確率)の低い車とみなされ、保険料が安くなります。
年齢制限を付けない契約では保険料が大幅に高くなります。(正確には割引されない)
最後は各保険会社の算出基準です。
実は自動車保険料と言うのは、各保険会社によって保険料の算出基準が違います。
同じ運転条件でも会社によって保険料が変わってくるのです。
詳しい計算方法は各自動車保険会社にしか分かりませんが、単純に
「保険料の高い保険会社と安い保険会社がある」
と覚えておけばよいでしょう。
自動車保険で見直せるポイント
保険料を下げるには、先ほどの4つのポイントを見直せばいいわけです。
ですが、等級はいきなり上げる方法がありません。
1年1年コツコツと上げていくしかありません。
年齢も同様です。
1年ごとに1つしか上がりません。
更新時、ちょうど年齢制限を付けられる年齢に達していれば見直しも効果は有りますが、そうでない場合は意味がありません。
となると私たちが自発的にできる保険料節約方法は、「補償内容と保険会社の見直し」しかないですね。
自動車保険を見直すポイントは以下の通りです。
・ 付けられる制限特約はないか
・ 余計な特約は付けていないか
・ 車両保険は必要か
・ 今の保険会社より安い保険会社がないかどうか
個別に見ていきましょう。
付けられる制限特約はないか
まずは制限特約。
年齢制限や家族限定ですね。
更新の際にもし満21歳になっていて、21歳以下の友人や家族が運転しないようなら「21歳未満不担保」の特約を付けましょう。
同じように26歳になっていたら26歳未満不担保、30歳なら30歳未満不担保の特約を付ける事で保険料を大幅に下げることができます。
また、自分しか運転しないことが確実なら「本人限定特約」。
家族や配偶者しか運転しないようなら「家族限定」「配偶者(夫婦)限定」。
特に年齢制限は保険料を一気に下げる特約です。
もし条件が当てはまっていたら必ずつけておきましょう。
これらの特約は21歳になると同時に、勝手につくわけではないので、見直しの際は必ず確認しておきましょう。
余計な特約は付けていないか
自動車保険には様々な特約があります。
・ 弁護士特約
・ ファミリーバイク特約
・ 免ゼロ特約
・ 代車費用負担特約
・ 新車特約
これらは確かに付けておいた方がいいものもありますが、中には効果が薄いもの、人によっては不要なものもあります。
年齢制限以外の特約はつけると基本的に補償内容を厚くする、つまり保険料が上がる要因です。
余計な特約を付けていないかどうか確認しましょう。
個人的には以下の2つが付いていればいいでしょう。
・ 弁護士特約
・ ファミリーバイク特約(原付などに乗る方)
後の特約はきちんと意味を理解し、自分に必要であると判断できたら入るようにしましょう。
車両保険は必要か
補償内容で唯一大きく見直せるものがこの車両保険です。
事故の際、自分だけが困る内容ですから、自己責任の範疇で補償内容を変えることができます。
このほかにも「補償内容そのものを下げる」という方法がありますが、「相手への補償内容を薄くする」のは推奨しません。
特に対人や対物の補償額を減らすのは絶対にやってはいけません。
どちらも場合によっては払いきれないほどの多額の賠償が発生します。
また、補償が足りなかった場合被害者に多大な負担を強いることになります。
「被害者に補償する内容は薄くしない」
これだけは覚えておいてください。
話を戻しますが、この車両保険など「自分が困る系」の補償は、自己責任である程度薄くしてもいいでしょう。
車両保険も保険料を大きく上げる要因です。
車と言うのは高価なものです。
新車なら安くても150万円、高いものになると数百万円はしますよね。
事故の際、そんな高価なものを補償するわけですから、車両保険を付けたら保険料が上がるのは当然です。
車両保険を付けたことで保険料が倍以上になった、というケースも珍しくありません。
これを外すだけでもかなりの額を安くできます。
ただし、当然ながら事故の際車の修理費や買い替え費用は保証されなくなるので、あくまでも自己責任で外しましょう。
もしくは免責額(車両保険を使う際、自己負担する分)を5万円から10万円に増やすだけでも保険料は下がります。
今の保険会社より安い保険会社がないかどうか
最後は保険会社独自の保険料算出基準です。
実はこの項目がもっとも保険料に影響を与えます。
自動車保険と言うのは保険料が高くなる要因、先ほど解説した等級や補償内容で高くなるという「傾向」はどの保険会社でも一緒ですが、実際の保険料そのものは各保険会社によって計算方法が全く違います。
例えば同じ条件、同じ補償内容でも保険会社Aはそのドライバーの条件を見て「そこまでリスクが高い人ではないな」と判断し、年間保険料を50000円と設定したとします。
一方、保険会社Bでは同じドライバーでも「この人は若干リスクが高いな」と判断し、年間保険料を80000円に設定した、と言うことが起きるのです。
このように「保険料が上がる要因」はどの会社でも同じですが、実際の保険料は会社の判断によって額が違ってくるのです。
この保険会社そのものを見直すことで保険料はもっと下げることができます。
等級の低いドライバーに最も効果的な節約方法は「見直し」!
先ほど解説した見直しポイントの中で、やはり効果が高いのは自動車保険会社の見直しです。
年齢は基準に達していないと見直せませんし、特約をいくつか外したところで大きく保険料が下がるわけではありません。
車両保険を外すというのもあまり現実的ではないですね。
しかし保険会社の見直しは効果絶大です。
先ほど書いたように年間何万円も変わってくることがあります。
特に以下のような「保険料の高いドライバー」には効果絶大です。
・ 等級が低い
・ 年齢が若い
若くて保険料の高いドライバーが保険会社の見直しをするとどれくらい保険料が変わってくるのか。
例として、様々な条件で国内大手自動車保険3社から実際に見積もりを取って見ました。
・ 20歳8等級 アクア 車両保険あり
・ 18歳6等級 クラウン 車両保険あり
・ 50歳20等級 フィット 車両保険あり
18歳でクラウンと言うのもあまり現実的ではないのですが、保険料の高い方が保険会社の見直しをするとどうなるか、というデータを見てほしかったのであえてこのような条件も付けました。
結果は以下の通りです。
年齢 | 等級 | 車種 | S社 | A社 | SN社 |
20歳 | 8等級 | アクア | 166480円 | 207050円 | 238340円 |
18歳 | 6等級 | クラウン | 355840円 | 366790円 | 429880円 |
50歳 | 20等級 | フィット | 21680円 | 18460円 | 22570円 |
一般的な20歳の方で、S社とSN社では同じ条件にもかかわらず、なんと年間71860円
もの差が出ました。
非常に大きいですね。
月々でも5000円以上保険料が変わってきます。
18歳のクラウンに乗った方もS者とSN社では74040円と大きく差が出ました。
50歳のこれ以上下がりようがないくらいの優良ドライバーでも、S社とA社では3220円と、20%近く保険料が下がりました。
面白いのは、S社がダントツに安いわけではなく、条件によってはA社のほうが保険料が安くなるケースがあるという点です。
単純に安い保険会社がある、と言うわけではなく、条件や年齢などで算出された保険会社独自の計算方法によっては、安くなったり高くなったりするケースがあるということですね。
人によって「一番安い保険会社も変わる」ということです。
このように、同じ条件でも保険会社によって保険料は全く変わってきます。
私たちがノーリスクで自発的にでき、効果絶大な方法がこの保険会社そのものの見直しです。
見直すなら自動車保険の一括見積もりサイトを使おう!
もし、あなたが自分の条件の中で一番安い自動車保険を探したいと思ったら、自動車保険の一括見積もりサイトを利用してみてください。
自動車保険の一括見積もりサイトは、国内の大手自動車保険会社から一括で保険料の見積もりが取れるサイトです。
先ほど人によって一番安い自動車保険会社は変わる、と書きました。
自分の条件に合った保険料の安いサイトを探すなら1社でも多くの会社から見積もりをとったほうがいいのです。
できるだけ多くの会社から見積もりを取って、その中から一番安い自動車保険会社を選ぶことで一番安い自動車保険を見つけることができます。
そんな保険料の見直しをするのに最適なサイトですよ。
条件や年齢などの情報は1回入力すればOK。
あちこちの会社のサイトに行って1回1回データを入力する手間がかかりません。
もちろん利用は無料です。
利用者側に一切デメリットはありません。
更新じゃなくてもOKです。
単純に、今の自分の保険料がほかの会社ならどれだけ安くなるか、ということに興味がある方にもおすすめです。
詳しくはこちらをどうぞ。
まとめ
自動車保険は毎年ドライバーの条件が変わったりすることで保険料は変わりますし、保険会社によっても保険料や料金の算出条件は様々です。
つまり保険料を節約したいなら「定期的に保険の見直しをかける」ことが重要です。
年齢や自分のライフスタイルに合わせて見直しをかけてみると、思わぬ条件で保険料が安くなるかもしれませんよ。
ですがやっぱり保険料を大幅に下げたいなら、保険会社そのものを変えることが効果的です。
必ず安くなるとは限りませんが、もっと安い保険料の会社が見つかる可能性はあります。
そのためにはできるだけ多くの自動車保険会社から見積もりを取って比較してみることが大事です。
もし自動車保険会社の比較、検討をするなら、手間も時間もかからない自動車保険の一括見積もりサイトを利用してみてくださいね。