自動車保険の選び方のコツとは？必要な特約と不要な特約は何？

 

自動車保険契約には「特約」というオプションが存在します。
この特約を付けることで自動車保険契約の補償を手厚くしたり、逆に制限を付けることによって保険料を下げたりすることが可能です。

この特約をきちんと理解することでより自分に合った補償内容にしたり、保険料を節約したりすることが可能です。

しかしこの特約、種類が多く、また用語も難しいため、なかなかすべてを把握できている人は少ないと思います。

そこで今回はそんな特約について解説します。

・特約について知りたい
・お得な特約が知りたい
・保険料を下げたい

このような方にとって有益な情報を網羅しています。

是非参考にしてみてください。

自動車保険の特約とは

まず、自動車保険の特約について簡単に説明します。
特約とは自動車保険のベース、主契約に付加する契約です。

自動車保険につける細かいオプションのようなものと考えてください。

特約を付けることで、事故や特殊なトラブルの際に主契約では不足する補償の内容を補完したり、運転する人を特約で制限したりすることで事故リスクを下げ、保険料を抑えることが可能になります。

この特約を付けたり外したりすることで、自分の運転スタイルやライフスタイルに合わせた補償内容に調整するカスタマイズが可能です。

こんな感じですね。

特約には「保険料が上がる特約」と「保険料が下がる特約」があります。
補償の幅を広げ、補償を厚くする特約を付けると保険料は上がり、年齢制限や家族制限など制限を設ける特約を付けると保険料は下がる仕組みになっています。

特約の種類は保険会社によって違いますので、付けたい特約があればその特約がある自動車保険会社を選ぶ必要があります。

特約の種類一例

では特約にはどんな種類があるのでしょうか。
ここでは代表的な特約を紹介します。

全てではありませんが、ほぼどの保険会社でも扱っている代表的な特約です。
後から付けるものや、主契約に最初から付随している物もあります。

併せて簡単に説明も載せておきます。
ただし、省略している説明もありますので、付ける際は再度確認しましょう。

このほかにも自動車保険会社によって様々な特約があるので、もし、解らない特約があれば契約や更新時に保険会社にきちんと問い合わせしましょう。

意味が分からないのに無駄な特約を付けて保険料を上げてしまったり、必要なのに付けなかった、ということのないようにしましょう。

運転者限定特約

車の運転者を本人や家族に限定することで保険料を下げる特約。
本人限定や家族限定、夫婦限定などがある。

年齢制限特約

21歳未満不担保（21歳以下の事故は補償しない）などの条件を付けて保険料を下げる特約。
21歳・26歳・30歳・35歳の区分がある。（会社による）

弁護士費用特約

加害者側として事故を起こした際に弁護士が必要になった場合の費用を補償する
被害者の場合でも交渉がもつれた際利用することがある。

ファミリーバイク特約

125cc以下のバイクを所有し、そのバイクで事故を起こした時に車の補償を使用できる特約
使用しても等級が下がらない場合が多い

他者運転補償特約

友人の車やレンタカーなどで事故を起こし、その車の保険対象外になったときに代わりに補償する特約

身の回り品担保特約

車内に搭載した貴重品などを補償してくれる特約。プライベートや通勤でパソコンなどの高価なものを載せることが多い場合などに付帯させる

新車特約

新車で事故を起こした時に時価評価額と新車価格の差額を補償する特約

オールリスク免ゼロ特約

故障原因問わず、車両保険の免責金額をゼロにし、契約金額全てが修理費に充てられる特約

車対車免責ゼロ特約

オールリスク免ゼロ特約を車対車に限定する特約オールリスク免ゼロ特約に比べて補償する状況を限定するので保険料が安くなる

対物超過修理費用特約

年代物の車との事故などで、時価総額ゼロの車などに対して修理費の差額を補償する特約。
本来補償が及ばない部分を補償することで、相手との示談交渉がスムーズに行く。

代車費用担保特約

事故で車が故障した際、代車の費用などを補償してくれる特約
レンタカーや借りに行く交通費まで負担する場合が多い

対歩行者等事故障害補償保険特約

対人無制限でない場合、不足分を補償。もしくは被害者の過失分も相殺せず補償する特約
現在対人無制限でない保険はあまり見かけないため、使われることは少ない

子供特約

子供が運転する際、自分の保険の年齢制限対象外（26歳以上など）でも補償される特約
子供一人のために年齢制限を外すと保険料が大幅に上がるため、この特約で子供に限り年齢制限を解除する

事故付随費用担保特約

事故そのものではなく、事故による影響（宿泊費など）を補償する特約

特約は付けた方が得？

基本的に特約は付けた方がいいでしょう。
その分、補償が手厚くなって万が一の際に金銭的・精神的な負担が減ったり、事故相手に対する示談交渉がスムーズに進むなどのメリットもあります。

また、制限系の特約は付けることで保険料を大幅に下げることが可能です。

一方、何でもかんでもつけてしまうと自分に不要な特約を付けた事で保険料が上がり、無駄な保険料を支払う可能性があります。

また、本人限定などの制限を付けているのを忘れて、友人に車を運転させて事故を起こした場合は補償されなくなってしまいます。

なんでもかんでも付ければいいというものではありません。

「自分のライフスタイルにあった特約を正しくつける」
これがベストです。

できるだけつけたいおすすめ特約

先ほどあげた特約の中からできるだけ付けておきたい特約を解説します。

運転する人が決まっているなら運転者限定特約や、年齢制限特約は付けておきたいところです。

この特約を付けることで大幅に保険料を下げることができます。
特に年齢制限特約は年間で何万円も変わってくることがあるため、最優先で検討したい特約です。

ただし、自分が20歳なのに21歳未満不担保（21歳以下の運転による事故は保証しない特約）を付けたり、21歳以下の友人などが運転する場合があるのに、21歳未満不担保や運転者限定特約を付けるなどはしないようにしてください。

事故の際、保険が一切使えなくなってしまいます。

弁護士特約は万が一の際、交渉事を弁護士に丸投げできる特約です。
自動車保険に基本で付いているケースもありますが、ついていない場合は必ずつけておきましょう。

そこまで保険料も大きく上がりませんし、万が一の際に弁護士の費用を心配せずに付けることができるのは非常に心強いです。
コスパの良い特約です。

原付などに乗る方はファミリーバイク特約を必ず付けておきましょう。
こちらも年間保険料は数百円程度しか上がりませんが、内容が充実した特約です。

などのメリットがあります。

125cc以下のバイクの補償はこれで十分です。
わざわざ任意のバイク保険に入る理由はありません。

不要、または場合によっては不要な特約

基本的にここに挙げた特約は不要です。
もちろん付けるに越したことはないのですが、人によっては使わなかったり、意味がなかったり、コスパが悪かったりと正直必要性に「？」が付くものが多いです。

新車特約や身の回り品担保特約、子供特約は助教によっては付けてもいいですが、そのほかのものは基本的に必要ありません。

もちろんライフスタイルによっては付けるべきものもありますので、新規契約や更新の際はしっかりと検討することが大事です。

自分に合った特約がある保険会社を選ぶ

今回あげた特約は基本的にどこの保険会社でも扱っている主なものです。
ですが、自動車保険会社によっては扱っていなかったり、今回紹介した以外にその保険会社独自の特約などもあったりします。

そのため、付けたい特約があるなら、自分に合った特約を扱っている保険会社に乗り換えるというのも選択肢の一つです。

乗り換えのメリットは特約の取り扱い項目を変えられるだけではなく、乗り換え時に保険料の見直しと比較をすることで「大幅に保険料を下げられる可能性がある」というメリットもあります。

各保険会社によって特約の取り扱いが違うように、保険料の算出基準も会社によって違うため、他の保険会社に乗り換えたら年間保険料が数万円下がった、というケースもあります。

せっかく保険会社を見直すなら、ついでに保険料が下がるかどうかいろんな会社から見積もりを取って比較検討してみるべきです。

ひょっとしたら、特約を付ける付けないで変動する保険料よりも、はるかに大きく保険料を下げることができるかもしれません。

特に等級の低い方や年齢の若い方。
20歳以下で21歳未満不担保などの特約が付けられないなどの保険料が高くなる傾向にある方はこの乗り換えが効果絶大です。

車両保険が付いた保険契約のケースでは、保険会社の乗り換えで年間5万円以上下がることもあります。

是非、見直しを行ってみましょう。

乗り換えるなら自動車保険の一括見積もりサイトを使ってみましょう

もし、見直しに興味があれば1社1社見積もりを取るなんて面倒なことをせず、自動車保険の一括見積サービスを利用しましょう。

自動車保険の一括見積もりサービスはその名の通り、一括で国内数社の自動車保険会社の見積もりが取れるサイトです。

面倒な情報入力や保険証の用意などの手間はたった1回のみ。
1階に入力で国内の大手自動車保険会社の見積もりを取って比較することができます。

もちろん扱っている特約の情報も送られてきますので、同時に特約の比較検討もできます。

利用は無料。
自動車保険会社の広告費で運営されているので、私たちユーザーにデメリットは一切ありません。

自動車保険会社の特約や保険料の見直しには必須のサイトです。

是非検討してみて下さい。

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まとめ

自動車保険には様々な特約、いわゆるオプションを付けることができます。
特約を付けることによって、事故の際の補償を手厚くしたり、年齢制限を課す特約によって事故リスクを下げて保険料を安くすることが可能です。

特約は種類が多く、中には必須なものや不要なものもあり、選択に迷ってしまうでしょう。
自分のライフスタイルや不安を払しょくできるような選択をすることが望ましいです。

もし、特約を見直したり、保険料を下げる目的で保険を見直すなら、ついでに他の自動車保険会社の見積もりを取ってみましょう。

保険料は会社によって計算方法が全く違うので、場合によっては特約を付けたり外したりするよりもはるかに大きい節約ができるかもしれません。

そんな自動車保険会社の見直しをするなら自動車保険の一括見積もりサイトを利用してください。

わずかな時間と手間で多くの会社の保険料と特約の見積もりが取れますよ。