自損事故保険と搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険というのは名称を見ても似ていますよね。
そのため多くの人が違いを分からずに戸惑ってしまうことがあります。
「自損事故保険って他の保険と何が違うの?」
「どういった場合のどのような保険に加入しているのがいいの?」
というような疑問が出てきます。
では、今回は自損事故保険はどのような保険なのか?搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険と何が違うのか?どのような場合にどの保険をつけておいたほうがいいのか?などについて紹介していきます。
もくじ
自損事故保険とは?
まずは自損事故保険というのはどのような保険なのか?というのを知らなくては意味がありません。
そもそも、自損事故というのは相手がいない事故、自分に100%か過失がある事故のことを言います。
そのような場合で怪我してしまったときに自損事故保険に加入していれば、通院費などが補償されます。
自損事故というのは相手がいないので相手から補償金を支払いしてもらうことというのは出来ません。
なので、加入しておいたほうがいい保険として自損事故保険が挙げられます。
詳しくはこちらをどうぞ。
搭乗者傷害保険とは?
一方の搭乗者傷害保険というのはどのような保険なのでしょうか?
自動車保険の中に任意選択することができる保険です。
契約車に搭乗中の全員が対象になります。
また、搭乗者の怪我部位や症状別での補償になります。
補償内容の例
怪我別に補償内容や補償される金額について少し具体例を紹介していきます。
例1 頭部の怪我
打撲・捻挫の場合 5万円
挫傷の場合 15万円
骨折の場合 60万円
例2 手指の怪我
打撲・捻挫の場合 5万円
挫傷の場合 5万円
骨折の場合 20万円
このように細かく決まっています。
また、同じ事故で頭も手指も怪我してしまったというような場合がありますよね。
そんな時は保険額が高いほうからのみの支払いになることが多いです。
上記でいえば、頭部の手指も骨折というような場合。
頭部の骨折が60万円と手指の補償金額よりも高くなっているので、頭部の場合の骨折のお金が補償金になります。
これは保険会社によっても違うので確認しておくようにしましょう。
詳しくはこちらもご覧ください。
人身傷害補償保険とは?
人身傷害補償保険というのは搭乗者傷害保険とは少し違います。
事故の状況がどうだったにしろ、この人身傷害補償保険は支払いになります。
また、運転していた契約車やその家族だけでなく、他人が搭乗していたとしてもその人も補償の対象になるのです。
もちろん、過失割合に関係なく、1人につき、その人にかかった通院費用などを補償してくれるのです。
もし、自損事故を起こしてしまった場合。
そんな時でも人身傷害補償保険というのはきちんと下りてきます。
例えば、通院費用に頭部が30万円、手指が10万円だった場合はその合計額が支払われることになります。
人身傷害補償保険というのはつけておかなくては搭乗者の通院費なども運転者が支払わなくてはならないこともあるので加入しておいたほうがいい保険です。
詳しくはこちらをご覧ください。
それぞれの違いは?
では、自損事故保険と搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険というのはどのような違いがあるのでしょうか?
3つの保険を比較して、その違いについて紹介していきます。
違い1 保険料が違う
当たり前ですが、保険料が違ってきます。
搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険はどちらも任意保険になるので保険料が+されます。
しかし、自損事故保険というのはほとんどの場合が自動的についてくるものになるので保険料が高くなるということはありません。
違い2 補償内容が違う
補償内容が全く違います。
自損事故保険というのは基本的に運転していたい人が自損事故を起こし、怪我をしてしまった場合に通院費などが支払いになります。
搭乗者傷害保険というのは部位や症状ごとに乗っていた車が事故して怪我をしてしまった場合の通院費用として決められた金額が支払いになります。
人身傷害補償保険というのは怪我で使った分の通院費などにかかってしまったお金を全額補償してくれます。
このように補償の内容というのが全く違うのです。
保険の補償内容が違ってくるのでしっかりと確認するようにして、自分に合うのか?合わないのか?というのを見極めましょう。
付けるならどの保険?
このようにたくさん種類があるとどの保険を付けたほうがいいのか?というのに悩みますよね。
自損事故保険というのは自動でついてくる場合がほとんどなのでつけるか?つけないか?を悩まなくても大丈夫ですし、つけたとしても保険料に影響は一切ないのでつけられるのであればつけておいたほうがいいのです。
一方で搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険はつけたほうがいいのでしょうか?
搭乗者傷害保険を人身傷害補償保険につけた場合や人身傷害補償がない場合などについて紹介していきます。
搭乗者傷害保険だけの場合
搭乗者傷害保険だけの場合は先ほども紹介したように症状や部位などによって補償内容が決まっています。
なので、手指など骨折した場合、通院費用が30万円かかってしまった場合でも20万円の補償になるので10万円は実費になるのです。
実費になってもいいのであれば、搭乗者傷害保険だけの加入のほうが保険料も抑えることできるのでいいでしょう。
人身傷害補償保険だけの場合
人身傷害補償保険だけの場合は通院費用などかかってしまった費用を全額補償してくれるので実費というのはありません。
しかし、人身傷害補償保険の補償金の支払いというのは通院費用など全額支払いした後に保険会社に請求になるのでそれまでは自分で支払いしつづけなくてはなりません。
もし、頭部を骨折してしまい通院していた場合。
通院費用などは全額支払いにはなりますが搭乗者傷害保険であれば、60万円と決まっているのでそれ以下の通院費用の50万円で済んだ!というような時に10万円得した!ということにはなりません。
通院費用がかなり掛かってしまう時は人身傷害補償保険が良いのですが、少しの場合は搭乗者傷害保険だけがいい場合もあります。
搭乗者傷害保険を人身傷害補償保険に付けた場合
搭乗者傷害保険を人身傷害補償保険と一緒に加入するという場合もありますよね。
そんな時は人身傷害補償と搭乗者傷害保険が両方支払いになります。
確かに月々の保険料は少し高くなってしまいますがもしもの時を考えるとやはり、搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険と2つかけておいたほうがいいのです。
また、搭乗者傷害保険をかけているのであれば、部位と症状が分かった時点での支払いになるので通院費用をそれで賄うことが出来ます。
補償の範囲というのは契約車に乗っている人全員の補償になるのでとても素晴らしい保険です。
このようにどの保険をつけるか?つけないか?ではなく、出来れば自損事故保険、搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険の3つすべてをつけておいた方がもしもの時に備えることが出来ます。
それぞれ違いもあるので確認してから付けるようにしましょう。
保険を選ぶなら
3つとも保険を付けたい!というような場合は保険料が気になりますよね。
保険料は安くて、補償内容も手厚いというのが嬉しいですね。
そんな時に大切なのは各保険会社の保険料を比較するということです。
各保険会社に電話して資料請求して保険料を確認というのでは大変ですし、時間もかかってしまいます。
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まとめ
自損事故保険はどのような保険なのか?搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険と何が違うのか?どのような場合にどの保険をつけておいたほうがいいのか?などについて紹介してきました。
自損事故保険は自動でついてきますが搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険というのは自分で設定することになります。
つけてしまうと確かに保険料は高くなってしまいますが補償内容というのは手厚くなります。
また、保険料を少しでも安くしたい!というような場合は自動車一括見積もりサイトを利用して、どの保険会社の保険料が安くなるのか?というのを知ることが出来ます。
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