自動車保険の更新は1年に1回あると分かってはいても、「つい、うっかり忘れてしまった。。」ということありますね。
自動車保険は事故などのトラブルに合わなければ特別に必要性を感じないものですから、ついうっかりが起こりやすかったりします。
ただ、ついうっかり更新を忘れて満期日を過ぎてしまったとしても、車に乗るなら自動車保険はしっかりと加入しておきたいものです。
ここでは、自動車保険の満期日をうっかり過ぎてしまった場合の対処法をご紹介しています。
もくじ
満期日を過ぎても7日以内なら、まだ間に合う!
自動車保険の満期日を過ぎたとしても、満期日から7日以内なら自動車保険は更新できます。
例えば、満期日が1月1日なら、1月8日までなら更新することができます。
もし、あなたの自動車保険が満期日を過ぎて7日以内なら、早急に自動車保険を更新してしまいましょう。
また、満期をもって保険会社を変えることを検討しているなら、必ず満期日から7日以内に変更することが大切です。
なぜなら、自動車保険の満期日から7日を超えてしまうと、自動車保険が新規加入扱いとなります。
自動車保険が新規加入扱いになるということは、ノンフリート等級も初めて保険加入する場合の6等級から再スタートすることになります。
ノンフリート等級は、自動車保険に加入してからの運転歴や無事故歴に応じて保険料の割引が受けられる制度です。
ノンフリート等級には1~20等級まであり、初めての保険契約時に6等級からスタートし、以後、無事故であれば1年に1度、1等級ずつノンフリート等級がアップしていきます。
等級が上がるにつれて割引率も高くなりますから、ノンフリート等級が高くなるにつれて自動車保険料も安くなるという仕組みになっています。
自動車保険の満期日から8日以上経つと、このノンフリート等級がリセットされてしまいます。
例えば、満期日で終了する自動車保険のノンフリート等級が15等級だった場合に満期日から7日以内に更新しなかった場合には、ノンフリート等級が初めて加入する場合に適用される6等級になってしまいます。
ノンフリート等級が15等級の場合には保険料が33~51%程度も割引かれることがありますが、6等級の場合には9%~12%程度しか割引かれません。
その差は最大で42%にもなりますから、自動車保険料が高額な場合にはかなりの差額となります。
自動車保険は満期日から7日以内に更新するようにしましょう。
もし、あなたのノンフリート等級が1~5等級なら、13ヶ月間等級が引継がれます
自動車保険のノンフリート等級は満期日から7日以内に更新しなければリセットされて新規加入扱いの6等級からスタートすることになるとご紹介しました。
しかし、もし、あなたのノンフリート等級が1~5等級なら、13ヶ月間等級が引継がれることになります。
ノンフリート等級が1~5等級はいわゆるデメリット等級と呼ばれているものです。
新規加入の6等級よりも低い等級となるためメリットの少ない等級になります。
このノンフリート等級が1~5等級の場合には、新規加入の6等級からスタートする方がオトクになります。
しかし、1~5等級のノンフリート等級は、満期日を7日以上超えてもリセットされることはなく13ヶ月間も引継がれることになります。
「自動継続特約」がある場合には、1ヵ月程度の猶予がある
上記で自動車保険は満期日から7日以内に更新しなければ、新規契約扱いになりノンフリート等級がリセットされるとご紹介しました。
しかし、実は、自動車保険には「自動継続特約」という猶予措置的なものがあります。
自動継続特約とは、万一、自動車保険の更新を満期日が過ぎても忘れていた場合でも一定期間契約をそのまま継続してくれる特約です。
この特約がついている場合、自動車保険の満期日から8日以上経過していたとしても満期日以前と同じ条件で自動車保険を更新することができます。
自動継続特約で保険契約が継続される期間は保険会社ごとに異なりますが、大体、30日か1ヵ月のところが多いようです。
最近では自動車保険契約すると自動的に自動継続特約がついていることがほとんどです。
ぜひ、ご自分の自動車保険に付加されているかどうか確認してみてください。
自動継続特約がついている場合には、例え満期日から8日以上過ぎていたとしても同じ条件で更新することができます。
「自動継続特約」が付加されていても注意したいことは
自動継続特約がついていれば、満期日から8日以上過ぎていたとしても同じ条件で更新することができます。
ただし、この場合に同じ条件で更新できるのは、満期を迎えた自動車保険と同じ補償内容の保険です。
例えば、「以前は車両保険なしだったけれど、更新するのをきっかけに車両保険をつける」といった補償内容を変更することはできません。
また、他の保険会社に変わることもできません。
さらに、自動継続特約で自動車保険が満期日から8日以上経ち契約が継続されている状態だとしても、保険料の支払いが滞った場合には保険契約は終了されることになります。
自動継続特約が有効になっている30日または1ヵ月の間に保険契約の更新手続きや保険料の支払いを完了させなければ保険契約が終了されます。
自動継続特約で満期日を超えても保険契約が継続されるのは、満期日を迎えた保険契約をそのまま継続更新する場合のみです。
「他の保険会社に変わる」、「補償内容を変える」ことはできませんから注意が必要です。
満期日からかなり日にちが経ってしまっていたら
自動車保険の更新は、基本的には満期日から7日以内に更新しなければ新規加入扱いとなります。
また、自動継続特約がついていたとしても満期日から30日か1ヵ月の猶予があるのみで、この間に更新の手続きや保険料の支払いが滞れば保険契約が終了ということになります。
自動車保険の満期日からかなり日にちが経ってしまって自動継続特約の期間も過ぎてしまったという場合には、思い切って安い保険会社に変えることを検討してみるといいかもしれません。
自動車保険の保険料は、保険会社によってかなり異なります。
同じような補償内容でも保険料が高い保険会社もあれば、意外と安い保険会社もあります。
満期日からかなり日にちが経ってしまうと新規契約扱いになるためノンフリート等級の割引が格段に下がってしまうこともありますが、保険会社をより安い保険会社に変えることによってこの損失を埋められるかもしれません。
とくに代理店型の保険会社と契約していた場合には、ダイレクト型(通販型)の保険会社に変えることで自動車保険料が大幅に安くなる可能性があります。
保険料の安い保険会社は、自動車保険の「一括見積サイト」を利用して複数の保険会社の見積もりを取り寄せて比べてみると簡単に見つけられます。
自動車保険の一括見積サイトは誰でも無料で利用できますから、ぜひ利用してオトクな保険会社を見つけてみて下さいね。
さいごに
自動車保険の満期日はつい忘れがちになってしまいますが、満期日から1ヵ月程度であればなんとか更新できる可能性はありそうです。
ただし、これを超えて何ヵ月も忘れていたということになると、更新することは難しくなります。
この場合には、自動車保険を見直す良い機会ととらえて、より保険料の安い保険会社を探してみるのもいいかもしれませんね。
同じような補償内容でも意外と安い保険料の保険会社はあります。
自動車保険の一括見積もりサイトなどを利用して探してみて下さいね。