自動車保険の使用目的で保険料はどのくらい違うの?〇〇円も違ってきます

 

自動車保険の保険料は、「使用目的」によって変化します。
使用目的は「業務」「通勤・通学」「日常・レジャー」の3つに分かれているのが通常です。
このうち「業務」が最も保険料が高く、「通勤・通学」は中程度で、「日常・レジャー」が最も安価です。

こうした使用目的の違いによって、どれだけ保険料が変わるのか知りたい人も多いのではないでしょうか。

また、自動車保険を利用する際には、正確な利用目的を申告する必要があります。
車通勤を止めた際に「日常・レジャー」に変更しなければ、余計な保険料を払い続けることになります。
逆に通勤に使っているのに「日常・レジャー」に設定していると、いざというときに補償を受けられない可能性があります。

今回は、それぞれの使用目的がどういった場合に適用されるのかについてや、使用目的によってどれだけ保険料に差がつくのかについて解説します。

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自動車保険は使用目的で保険料が異なる

使用目的による差額をみていく前に、それぞれの使用目的について確認しておきましょう。
一般的に使用目的は、「業務」「通勤・通学」「日常・レジャー」の3つに分けられています。

一番高額なのは「業務」

保険料が一番高くなるのは、「業務」で車を使用する場合です。
これは、業務で車を使用すると走行距離が長くなり、その分事故のリスクが高まるためです。

多くの保険会社では、「業務」に使用目的を設定する基準として、「年間を通じて月15日以上、業務(仕事)で車を使う場合」としています。
また、「週5日以上」という条件が付いている場合もあります。

つまり、業務で車を使用する頻度が週4日以内で、かつ月に14日以内であれば、「日常・レジャー」などの低い保険料の利用目的に設定することができます。

なお、車の使用目的については保険会社によって取り扱いが異なる場合があります。
判断に迷う場合は、保険会社に車の利用状況を詳しく説明して、どの使用目的に当てはまるのかしっかりと確認することをおすすめします。

「通勤・通学」は保険料が中程度

「通勤・通学」が使用目的の場合は、「業務」よりも保険料が割安になります。
しかし、通勤や通学の利用でも走行距離が長くなるため、「日常・レジャー」に比べれば保険料は高めです。

「通勤・通学」に関しても、多くの保険会社では「年間を通じて月15日以上、通勤・通学で車を使う場合」という基準を用いています。
そのため、休日出勤などの臨時で車を出勤に使う程度であれば、「日常・レジャー」に設定して問題ない場合がほとんどです。

「通勤・通学」に関しても、自分が当てはまるかどうか判断に迷う場合は、事前に保険会社に確認するようにしましょう。
自己判断して「日常・レジャー」として申告してしまうと、事故の際に補償が受けられなくなる恐れがあります。

「日常・レジャー」は一番保険料が安い

最も安い使用目的は、「日常・レジャー」です。
「日常・レジャー」は、「業務」や「通勤・通学」に当てはまらない場合に適用されます。

日常の買い物や休日のレジャーの利用であれば走行距離がそれほど長くならず、事故のリスクが低めです。
そのため、他の使用目的に比べると保険料が安くなります。

使用目的で保険料はどれくらい違う?

それぞれの使用目的で自動車保険料がどれくらい違うのがみてみましょう。
実際に保険会社の見積もりをとった数字をご紹介します。

見積もり条件

年齢条件30歳以上等級10等級
車両保険一般型対人・対物・人身傷害無制限
免許証ブルー運転者の範囲家族限定
保険会社東京海上日動住所東京都

以上の条件での各使用目的の保険料は、以下の通りです。

車種「トヨタ プリウス」の場合

支払い方法
使用目的
業務通勤・通学日常・レジャー
一括払い111,760円106,640円101,490円
月額保険料9,780円9,340円8,880円

車種「ホンダ フィット」の場合

支払い方法
使用目的
業務通勤・通学日常・レジャー
一括払い107,160円102,250円97,350円
月額保険料9,370円8,950円8,510円

車種「ホンダ N-BOX(軽自動車)」の場合

支払い方法
使用目的
業務通勤・通学日常・レジャー
一括払い104,550円100,520円93,570円
月額保険料9,140円8,800円8,190円

車種によって若干の差はありますが、各使用目的の間には「5,000円程度」の差があり、「業務」と「日常・レジャー」の場合は「1万円程度」の差があることがわかります。
月額保険料では、「業務」と「日常・レジャー」の間に1,000円近い差があります。

ソニー損保の場合

続いて、使用目的の設定がやや特殊なソニー損保の例をご紹介します。
ソニー損保の使用目的は、「主に業務用」と「主に家庭用」の2種類のみです。

条件設定は上記のケースと同様で、車種は「トヨタ プリウス」、年間走行距離を「11,000km以下」に設定した場合の保険料は、以下の通りです。

支払い方法
使用目的
主に業務用主に家庭用
一括払い79,880円68,210円
月額保険料6,990円5,968円

ソニー損保の場合、業務用と家庭用で10,000円以上の差がついています。
月額保険料の差は、1,000円程度です。

なお、ソニー損保の「主に家庭用」は、「通勤・通学」にも使えます。
ソニー損保は「日常・レジャー」と「通勤・通学」が同じ保険料に設定されており、「通勤・通学」に車を使用している人は、他の保険会社よりもお得な価格で自動車保険を利用できる場合があります。

以上のように、自動車保険の保険料は使用目的によって変化します。
使用目的をより安価なものに変更できる場合は、忘れずに条件変更手続きを行うようにしましょう。

使用目的が実際と違っていたら?

保険会社に申告している使用目的と実際の使用状況が異なっていると、保険料を払いすぎてしまったり、補償を受けられなくなったりする場合があります。
使用目的が契約途中で変わった場合は、保険会社に連絡して変更手続きを行うようにしましょう。
また、保険料が安くなるからといって虚偽の申告をしてはいけません。

使用目的が異なると保険金が支払われない場合がある

自動車保険の利用者には、正確な車の利用状況を保険会社に伝える「告知義務」があります。
使用目的の虚偽が判明すれば、告知義務を怠ったとして保険契約が解除される場合があります。

そうした事態に陥らないよう、使用目的は正確に申告することが大切です。
また、契約途中で使用目的が変更になった場合は、必ず保険会社に連絡しましょう。

悪意がなく使用目的が異なっていた場合は、追加の保険料を支払うことで保険金が支払われる場合もありますが、その判断は保険会社によって異なります。

使用目的が適切なものになるよう、保険を申し込む際には、どの使用目的に当てはまるのか保険会社にしっかりと確認することをおすすめします。

使用目的が変わったら保険会社に連絡

車通勤から電車通勤に変わった場合や、「日常・レジャー」で使っていた車を通勤用に使う場合など、車の使用目的が変わる場合は必ず保険会社に連絡しましょう。

車通勤を止めたのに使用目的を「通勤・通学」のままにしておくと、支払う必要のない保険料を払うことになります。
保険会社に連絡して使用目的を変更すれば保険料が安くなり、保険料を一括払いしていた場合は当初の保険料との差額が返金されます。

また、「日常・レジャー」の車を通勤などに使っていた場合は、事故の際に補償を受けられない可能性があります。
自動車保険は万が一の際に補償を受けるために加入するものであり、使用目的が変わった場合は忘れずに保険会社に連絡する必要があります。

「日常・レジャー」から「通勤・通学」などに変更する場合は保険料が高くなるため、追加の保険料を保険会社に支払う必要があります。

変更についてはこちらの記事をご覧ください。

自動車保険の「使用目的」が変わる場合は、保険会社に速やかに連絡する必要があります。 自動車保険は、使用目的によって保険金額に差があ...

子供の送り迎えに使う場合はどうなる?

使用目的についての確認が必要なケースに、「子供の送り迎え」があります。
子供の送り迎えに関しては、「通勤・通学」になるケースと「日常・レジャー」になるケースがあり、保険会社によって対応が異なります。

子供の送り迎えに関しては、運転者の通勤・通学に限定する保険会社であれば「日常・レジャー」に該当し、同乗者の通勤・通学にも適用する保険会社であれば「通勤・通学」に設定する必要があります。

子供の送り迎えに車を使用する場合は、「通勤・通学」と「日常・レジャー」のどちらに設定すべきか保険会社にしっかりと確認することが大切です。

なお、「幼稚園」は学校に該当しますが、「保育園」は法律上学校に該当しません。
そのため、保育園の送り迎えの場合は、保険会社に関わらず「日常・レジャー」が使用目的です。

まとめ

自動車保険は、使用目的によって保険料が異なります。

「30歳・10等級」などの条件で見積もりを確認したところ、「業務」と「通勤・通学」、「通勤・通学」と「日常・レジャー」の間には、それぞれ年間の保険料で「5,000円程度」の差がありました。
「業務」と「日常・レジャー」では、「10,000円程度」の差が生じます。

保険料は条件によって大きく異なりますが、使用目的を変更すれば「数千円程度」の保険料の違いがでるでしょう。

使用目的が実際の使用状況と違っていると、保険金が支払われなかったり保険契約が解除されたりする恐れがあります。
使用目的は適切なものに設定し、契約途中で車の使用状況が変わった場合は必ず保険会社に連絡するようにしましょう。

使用目的に関しては、保険会社によって取り扱いが異なる場合があります。
自分の車の使用状況がどの使用目的にあてはまるのか、保険会社にしっかりと確認することをおすすめします。

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