18歳で通勤や通学のために車の免許を取得したものの、自動車保険が意外と高くてどうしようかと思案されている方も多いのではないでしょうか?
自動自動車保険の保険料は、補償の対象となる人や物の範囲を限定したり、補償額を減額することで安く抑えることができます。
ここでは、自動車保険の運転者限定特約を家族限定にした場合の保険料の相場やどの程度安くなるのかについてご紹介しています。
より良い保険選びの参考にしてみてくださいね。
もくじ
18歳の自動車保険、家族限定にした場合の保険料の相場は?

18歳の自動車保険契約で運転者限定特約を家族限定にした場合の保険料の相場を簡易見積もりを使い見ていきたいと思います。
以下の見積もりをご覧ください。
車は軽自動車「スズキ アルト」と普通自動車「トヨタ アクア」で契約した場合です。
それぞれ車両保険を付けた場合と付けない場合で運転者限定特約を「限定なし」と「家族限定」でどの程度保険料が違うのかを比べてみました。
免許書の色は免許を取得した初年度から3年間はグリーンですが、免許書の色がブルーの場合と保険料が変わらない保険会社も多いためブルーで見積もりしています。
18歳の自動車保険料についてはこちらで詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。
スズキ アルト
・見積もり共通条件
年齢 | 20歳以下 |
年間走行距離(km) | 7,000(km) |
等級 | はじめての契約 |
免許書の色 | ブルー |
年齢制限特約 | 無制限 |
対人賠償・対物賠償 | 無制限 |
・車両保険:つける
運転者限定特約を「限定なし」にした場合 | 運転者限定特約を「家族限定」にした場合 | 限定なしと家族限定にした場合の「差額」 |
年間319,200円 (月々26,700円) | 年間309,900円 (月々26,000円) | ▲9,300 |
・車両保険:なし
運転者限定特約を「限定なし」にした場合 | 運転者限定特約を「家族限定」にした場合 | 限定なしと家族限定にした場合の「差額」 |
年間138,300円 (月々11,700円) | 年間134,200円 (月々11,300円) | ▲4,100 |
トヨタ アクア
・見積もり共通条件
年齢 | 20歳以下 |
年間走行距離(km) | 7,000(km) |
等級 | はじめての契約 |
免許書の色 | ブルー |
年齢制限特約 | 無制限 |
対人賠償・対物賠償 | 無制限 |
・車両保険:つける
運転者限定特約を「限定なし」にした場合 | 運転者限定特約を「家族限定」にした場合 | 限定なしと家族限定にした場合の「差額」 |
年間516,000円 (月々43,100円) | 年間501,000円 (月々41,900円) | ▲15,000 |
・車両保険:なし
運転者限定特約を「限定なし」にした場合 | 運転者限定特約を「家族限定」にした場合 | 限定なしと家族限定にした場合の「差額」 |
年間516,000円 (月々43,100円) | 年間501,000円 (月々41,900円) | ▲15,000 |
見積もりを比べてみると、運転者限定特約を「家族限定」にした場合、「限定なし」よりも保険料が約2.9%程度ほど安くなるようです。
このことから、自動車保険料が高額な契約ほど運転者限定特約を「限定なし」から「家族限定」に変えることにより抑えられる保険料の額は大きくなると言えます。
例えば、上記見積もりの「普通自動車で車両保険あり」の契約のように保険料が高額の場合には、運転者限定特約を限定なしから家族限定に変えることによって保険料が15,000円も安くなっています。
一方、18歳の自動車保険料としては比較的安い保険料の「軽自動車で車両保険なし」の場合には、運転者限定特約を「限定なし」から「家族限定」に変えると保険料が4,100円安くなるのみです。
保険料が4,100円でも安くなると嬉しいものですが、もともとの保険料が高額でない場合には運転者限定特約を「限定なし」から「家族限定」に変えることでは「すごく安くなった!」と実感できるような節約効果は期待できないかもしれません。
しかし、運転者限定特約を「家族限定」にすることで保険料が安くなることには間違いがありません。
自動車保険は運転者限定特約を「家族限定」にするとやっぱり安くなる

自動車保険で運転者限定特約を「家族限定」にすると保険料が安くなるのは、保険会社が補償する対象が「限定なし」の契約よりも限られるためです。
運転者限定特約を「限定なし」の契約では誰が運転していた場合にでも補償されますが、「家族限定」の契約では家族が運転していた場合にのみ補償されます。
契約対象車を家族以外の人が運転することが多いようなら、運転者限定特約は「限定なし」にしておくのがおすすめです。
しかし、家族以外の人が運転することがない場合には、運転者限定特約は「家族限定」にしておくと保険料を安く抑えることができお得です。
自動車保険の保険料は、補償の対象を限定したり、補償内容を低くすることで安くできます。
運転者限定特約を「限定なし」から「家族限定」にすることも補償の対象を限定することになりますから、保険料を安くできる対策のひとつとなります。
運転者限定特約を「家族限定」にする場合の注意点は?

運転者限定特約を「家族限定」にすることは、保険料を安くできるお得な対策です。
ただし、「家族限定」は補償が限定される契約になりますから、補償が適用される条件を十分に確認した上で契約することが大切になります。
とくに「家族限定」の契約で注意したいのが、「家族限定」が適用される家族の範囲です。
「家族限定」が適用される家族とは
家族限定が適用される家族とは、以下に該当する人です。
1.記名被保険者(保険契約車の主な運転者)
2.記名被保険者の配偶者
3.記名被保険者又はその配偶者の同居の親族
4.記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子
1の記名被保険者とは、保険契約の対象となる車を主に運転する人です。
2の記名被保険者の配偶者の配偶者は、主に車を運転する人の妻あるいは夫になります。
3の記名被保険者又はその配偶者の同居の親族は、同居している記名被保険者や配偶者の親族です。
この親族は、一般的に「6親等内の血族、3親等内の姻族」とされています。
具体的には、6親等内の血族というと曾祖父母からいとこの孫までが該当し、3親等内の姻族は曾祖父母から叔父叔母、甥姪までが該当します。
これらの親族で記名被保険者やその配偶者と同じ家に同居している場合に限り適用されます。
この場合の同居は、ただ同じ家に同居しているだけで十分とみなされます。
生計を共にしているか、扶養関係があるかまでは問われません。
4の記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子とは、一人暮らしで別居している独身の子供です。
この場合の未婚は婚姻歴がないことを意味しています。
このことから離婚や配偶者との死別で独身となった子供には適用されません。
離婚や配偶者との死別で独身となった子供が記名被保険者またはその配偶者と「同居」の場合には家族限定の対象となります。
18歳の自動車保険の運転者限定特約を「家族限定」にした場合に注意したいことは
家族以外の人に車を貸さない、運転させないということです。
運転者限定特約を「家族限定」にすると、保険契約の対象となる車の運転者として補償されるのは上記で規定された「家族」だけです。
このことから、友人や知人といった他人に車を貸したり、運転を代わってもっている時に事故を起こしたり巻き込まれたりした場合には、自動車保険の補償が受けられないということになります。
サークル活動などで友人や知人に車を貸したり、運転してもらうことがあるようなら、運転者限定特約は「限定なし」にしておいた方が安心かもしれません。
家族限定以外に保険料を安くする方法はない?

家族限定にしてもやはり18歳の保険料は高いですよね。
あなたは少しでも保険料を安くしたいと思っていることでしょう。
少しでも安くするなら自動車保険の見積もりを複数の会社から取りましょう。
保険会社により補償内容が同じでも保険料が違うケースがあります。
また保険会社によってインターネット割引やキャンペーンなど割引がある場合もあり保険料以外にも比較したいですね。
一社からのみだとあなたの保険料が高いのか安いのかが分かりません。
複数の保険会社に見積もりを取ることで保険料の相場を知ることができます。
「でも複数の保険会社に見積もりを取るのってめんどくさい…」
「複数の会社ってどこの保険会社から見積もりを取ったらいいんだろう?」
何て疑問もありますよね。
そういう時に便利なのが「自動車保険の一括見積もりサイト(無料)」になります。
一括見積もりサイトを利用することで、一回情報を入力することで複数の保険会社から見積もりを取ることができます。
一括見積もりを利用するメリットは、
・一回の入力で複数の保険会社から見積もりが取れるので別々に見積もりを取る手間が省ける
・複数の法顕会社に見積もりを取ることで保険料の相場を知ることができる
・保険料の相場を知ることで安い保険会社を知ることができる
・どこの保険会社に見積もりを取ったらいいのか調べる手間が省ける
・大手の保険会社だけではなく中小規模の保険会社にも見積もりを取ることができる
・利用料は無料
などになります。
一回の入力で複数の会社から見積もりが取れるのでどこの保険会社から見積もりを取ったらいいのか調べる手間が省けるのが便利です。
一括見積もりを利用することで平均で25000円、最大で5万円も安くなったというデータもあります。
利用料は無料なのであなたの保険料が高いのか安いのか調べるためにも一度利用してみるといいでしょう。
詳しくはこちらをどうぞ。
さいごに
自動車保険の運転者限定特約は「家族限定」にしておくと、保険料を少し安くすることができます。
ただし、家族限定にすると補償が受けられる範囲が限られます。
家族限定にした場合に不利益を被ることがないかどうかを検討した上で選択してみて下さい。
18歳の自動車保険料は、年齢が若いということでどうしても高額になりがちです。
なるべく自動車保険で受けられる補償の範囲を限定して、保険料を少しでも安く抑えていきましょう。
他にも親の保険を利用して保険料を安くする方法もあります。
詳しくはこちらをどうぞ