30代と言えば自動車保険料も比較的落ち着いてきて、ほとんどの方が年間数万円程度ではないでしょうか。
ですが、家計も苦しいこのご時世。
できることならこういった固定費は1円でも下げたいですよね。
自動車保険料は保険会社を見直して、乗り換えることで大きく下げられる可能性があります。
ですが、いざ乗り換えるといっても、保険会社もたくさんあって迷ってしまいますよね。
いったいどこの自動車保険会社が一番安いのでしょうか。
そこで今回は30代の自動車保険料が一番安い保険会社を調べるために、色々な条件で複数の自動車保険会社に見積もりを取ってみました。
こうやっていくつか見積もりを取ってみれば傾向的に安い自動車保険がわかるはずです。
試算結果は安い順にまとめランキング形式にしてあります。
自動車保険の更新が近付いている方の参考になるはずです。
是非参考にしてみてください。
もくじ
自動車保険料は保険会社によって違う!

意外と知られていないようですが、自動車保険というのは同じ補償内容でも会社によって金額が全く違います。
ちょっと違う、というレベルではありません。
会社によっては年間で数万円以上の差が出ることも珍しくありません。
例えば以下の表を見てください。

これは国内自動車保険会社A社~F社の6社に、4種類の補償条件で見積もりを取ったデータです。
これを見ると同じ補償内容でも、各保険会社で保険料が全然違いますね。
一番差が出たケースではなんと17470円も年間保険料が変わりました。
なぜ同じ補償で年間保険料がここまで変わってしまうのでしょうか。
これは各自動車保険会社がそれぞれに独自の「自動車保険算出基準」を持っているからです。
要するに「得意・不得意」があるんです。
「20歳で等級の低いドライバーの保険料ならうちは他より安くできる!」
「高級車に乗っていてもうちなら安くできる!」
「うちは条件の良いドライバーの保険料を徹底的に下げる!」
こういった会社独自の算出基準と各ドライバーの条件の組み合わせで無数に保険料というのは分かれるため、会社によって保険料が大きく違ってしまうのです。
若くて等級の低いケース、年間保険料5万円以上のケースではもっと差が開きます。
中には年間で6万円以上差が開く会社もあります。
このように、基本的に各社で保険料は全く違うので、自動車保険会社を見直すことで年間数万円もの節約ができる可能性があるんです。
30代、年齢制限なしのドライバーで最安の保険会社はここ!

まず、30代のドライバーで「年齢制限を付けない場合」の保険料を見てみましょう。
年齢は30歳、13等級ゴールド免許で車両保険があるケースと無いケースで見積もりを取りました。
特別な理由がない限り、年齢制限は30歳以上補償にしたほうが良いのですが、年齢制限を設けていない場合は保険料はやや割高になります。
今回見積もりを取った車種はフィットです。
車両保険は150万つけてあります。
軽自動車の場合はこの表よりもだいたい20%ほど安くなります。
もちろん大前提として、見積もりされる方の条件や車種によって保険料は全く違ってきます。
そのため、今回の保険料も参考程度で見ていただくようお願いします。
30歳 補償年齢制限なし ゴールド免許 13等級 |
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車両保険あり(150万) |
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順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | おとなの自動車保険 | 53090 | 0 |
2位 | チューリッヒ | 55600 | -2510 |
3位 | 三井ダイレクト | 66620 | -13530 |
4位 | ソニー損保 | 72090 | -19000 |
まず車両に150万円の保険を付けた場合の保険料です。
1位はおとなの自動車保険、年間保険料53090円でした。
4位はソニー損保、72090円。
その差は19000円です。
かなり大きく変わってきました。
もちろん条件は同じです。
ロードサービスや特約などサービス内容も会社によって違うので、単純におとなの自動車保険が安い!と見ることはできませんが、保険料だけで見るとおとなの自動車保険が一番安いですね。
次に車両保険を付けない場合です。
車両保険は保険料に大きな影響を与えますので、150万円の車両保険を付けなかった場合はどのくらい安くなるのでしょうか。
30歳 補償年齢制限なし ゴールド免許 13等級 |
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車両保険無し |
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順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | おとなの自動車保険 | 34840 | 0 |
2位 | チューリッヒ | 44880 | -10040 |
3位 | 三井ダイレクト | 53080 | -18240 |
4位 | ソニー損保 | 59990 | -25150 |
先ほどの車両保険を付けた場合に比べて1万円以上下がっていますね。
もちろん乗っている車やかかっている保険の金額にもよりますが、この年代と等級になると車両保険のあるなしではそこまで大きく差が出ないようです。
(20代前半だと5万円以上変わるケースもあります)
この条件でも1位はおとなの自動車保険です。
4位はソニー損保。
差は25150円でこちらも大きく差が開きました。
この条件の見積もりでは、おとなの自動車保険が全体的に安くソニー損保が高いという結果になりました。
30代、26歳以上補償で一番安い自動車保険はここ!

次に30代半ば、34歳ゴールド免許、18等級のドライバーが26歳以上補償を付けた場合の保険料を見ていきましょう。
車種はアクアです。
なお、先ほどとは車種などの条件が一部変わっていますので、一番最初の30歳保険料との比較はあまり意味がないのでご注意ください。
30代でも、少し離れた弟さんや妹さんなどがいた場合、26歳以上補償にするケースはあると思います。
それでも、一番リスクの高い年齢は補償しない契約になっているので、保険料はかなり下がります。
34歳 26歳以上補償 ゴールド免許 18等級 |
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車両保険あり(150万) |
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順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | アクサダイレクト | 31310 | 0 |
2位 | チューリッヒ | 38280 | -6970 |
3位 | SBI損保 | 36390 | -5080 |
4位 | ソニー損保 | 48840 | -17530 |
まず車両保険を付けた場合ですね。
1位はアクサダイレクトで31310円。
4位はソニー損保で48840円でその差は17530円です。
やはりというか、一番安い会社と高い会社では2万円近い差が出ました。
34歳 26歳以上補償 ゴールド免許 18等級 |
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車両保険無し |
|||
順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | アクサダイレクト | 19790 | 0 |
2位 | チューリッヒ | 20140 | -350 |
3位 | ソニー損保 | 26310 | -6520 |
4位 | おとなの自動車保険 | 29120 | -9330 |
車両保険がないケースでもアクサダイレクトが19790円、2位のチューリッヒに比べて僅差ですが1位です。
4位はおとなの自動車保険で29120円。
9330円の差で1.5倍近く高くなっています。
今回の条件で面白いのは、先ほどの30歳のケースの見積もりとそれほど条件は変わっていないのに、先ほどは上位に来なかったアクサダイレクトが1番安くなったことですね。
逆に不動の1位だったおとなの自動車保険がかなりパッとしない結果になっています。
今回設定した条件はアクサダイレクトにとって安くなる条件だったようです。
やはり算出基準は会社によって違うようですね。
30代、30歳(35歳)以上補償で一番安い保険会社はここ!

最後は38歳で35歳以上補償つけて、ゴールド免許、20等級というおそらく自動車保険の条件の中で最も保険料が安くなるケースで見ていきましょう。
条件としては30代後半の多くの人はこのような条件に設定されていると思います。
38歳 35歳以上補償 ゴールド免許 20等級 |
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車両保険あり(150万) |
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順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | SBI損保 | 16560 | 0 |
2位 | チューリッヒ | 16860 | -300 |
3位 | おとなの自動車保険 | 21190 | -4630 |
4位 | ソニー損保 | 24480 | -7920 |
車両保険を付けた場合で保険料が一番安いのはSBI損保。
4位がソニー損保です。
この条件になると各社とも最安値になってくるので、7920円と金額自体は大きくありませんが、全体的な相場で考えるとやはり4位とは1.5倍近い開きが出ました。
38歳 35歳以上補償 ゴールド免許 20等級 |
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車両保険無し |
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順位 | 自動車保険会社 | 年齢制限なし | 1位との差 |
1位 | SBI損保 | 12390 | 0 |
2位 | アクサダイレクト | 12700 | -310 |
3位 | 三井ダイレクト | 14320 | -1930 |
4位 | ソニー損保 | 19800 | -7410 |
車両保険を付けないケースを見てみると保険料は10000円ちょっと、月にして1000円程度と破格の金額になってきます。
1位はSBI損保で12390円。
4位はソニー損保で19800円です。
おそらく自動車保険の条件としてはこれ以上ないくらい安くなる条件です。
それでも各社で数千円の差は出るようです。
全体的に安い自動車保険会社はここ!

今回色々な条件で試算してみましたが、安さに関しては条件によって大きくランキングが変動したため、「ここが一番安い!」と言い切れるような会社はありませんでした。
その中でも、アクサダイレクトやおとなの自動車保険は比較的安定して安い傾向にはありました。
しかしそれでも条件が変わると急に順位が下がったというケースもあるので、必ずしも最安値の自動車保険会社とは限りません。
ソニー損保は今回の条件では比較的高値の傾向にありました。
ただ、今回載せていませんが、別の条件でいくつか見るといきなりランキング1位になったりしたので、それぞれの保険会社に保険料を安くできる「得意分野」が存在するのは間違いないようです。
やはり自動車保険というのは会社の得意・不得意や一人一人の条件や補償内容で保険料が変わってくるので、実際に見積もりを取ってみないとどこが安いか判断するのは困難なようです。
本当に自分に合った安い自動車保険会社を選ぶなら、今回のようにたくさんの会社から見積もりを取って比較してみるのがよさそうです。
たくさんの会社から見積もりを取るなら一括見積りサービスを使おう

もし、あなたが自分にとって一番安い自動車保険会社を知りたい、と思ったらできるだけ多くの会社から見積もりを取ってみましょう。
あなたの条件にマッチした、その条件でなら安くできる、という自動車保険会社がきっとあるはずです。
ですが、自動車保険の見積もりはかなり面倒です。
1社取るだけでも自動車の情報や免許証、住所などの入力でものすごく手間と時間がかかってしまいます。
それを5社10社と取るなんておそらく無理です。
もちろん年間数万円安くなるとなれば、一日かけてでもやる価値はありますが…できれば簡単に、素早く見積もりをたくさん取りたいですよね。
そんな時は自動車保険の一括見積もりサービスを利用してみてください。
自動車保険一括見積りサービスは、1回の情報入力で国内の自動車保険会社数社から同時に見積りが取れる便利なサービスです。
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もちろん金額が一目でわかるから比較検討も簡単です。
自分にとって一番安い自動車保険会社を探すなら、自動車保険一括見積りサービスが便利ですよ。
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最後に
ひとくくりに30代の自動車保険といっても、その条件や状況、補償の希望内容は人それぞれで組み合わせは無限にあります。
そしてその無限の組み合わせに対して、自動車保険会社各社独自の「基準」があります。
この2つで保険料というのは決まります。
そのため、「一番安い自動車保険会社」を決めるのは困難です。
あるケースでは会社Aが圧倒的に安くても、別の条件で見積もったら会社Aは一番高くなるかもしれません。
「あなたにとって一番安い自動車保険」
これはあなたが実際にたくさんの自動車保険会社から、見積もりを取って比較してみることでしかわからないのです。
もしあなたが自動車保険の更新を控えていて、1円でも安くしたいと思っているならぜひ自動車保険の一括見積もりサービスでたくさんの会社から「あなたの自動車保険料」を出してもらってください。
その中で一番安い保険会社が「あなたにとって一番安い自動車保険」です。
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