35歳になると、運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」に変更できます。
自動車保険料の運転者年齢条件特約は限定する年齢が高くなるほどに保険料の割引率が高くなりますから、「35歳以上限定」に変えることで自動車保険料がさらに安く抑えられると期待されている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」にした場合の保険料の相場をご紹介しています。
もくじ
35歳以上限定の自動車保険料の相場は?
運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」にした場合に、自動車保険料が大体どの程度になるのかを簡易見積もりを使い調べてみました。
自動車は軽自動車のダイハツ タント、普通自動車としてホンダ ステップワゴン、トヨタ アルファードで見積もりし、保険料が大体どのくらいのなるのかを概算しています。
それぞれノンフリート等級が「15等級」と「20等級」の場合で見積もりしてみました。
また、見積もりの共通した基本条件は以下のとおりです。
軽自動車の場合
ダイハツ タント
・見積もりの基本条件
年齢 | 35歳 |
免許証の色 | ブルー |
運転者年齢条件特約 | 35歳以上限定 |
運転者限定特約 | 家族限定 |
対人賠償・対物賠償 | 無制限 |
・ノンフリート等級が15等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間22,600円 (月々2,000円) | 年間52,200円 (月々4,500円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間21,600円 (月々1,900円) | 年間49,900円 (月々4,300円) |
・ノンフリート等級が20等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間19,200円 (月々1,700円) | 年間44,200円 (月々3,800円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間18,300円 (月々1,700円) | 年間42,300円 (月々3,700円) |
軽自動車で運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」にした場合、年間保険料は車両保険なしで1.8~2.2万円程度、車両保険ありで4.2~5.2万円程度のようです。
月額保険料だと、車両保険なしで1,700~2,000円程度、車両保険ありで3,700~4,500円程度です。
また、ノンフリート等級を15等級と20等級で見積もりしてみましたが、ノンフリート等級による差額は車両保険なしで3,400円程度、車両保険ありで8,000円程度違い、保険料は15等級の方が高くなります。
ノンフリート等級は20等級が最高ですから、ノンフリート等級が20等級未満の方は運転歴が増すごとにさらに保険料が安くなる可能性があります。
普通自動車の場合
ホンダ ステップワゴン 1.5 B
(車両料率クラス:対人:4/対物:4/搭乗者:4/車両:4)
・見積もりの基本条件
年齢 | 35歳 |
免許証の色 | ブルー |
運転者年齢条件特約 | 35歳以上限定 |
運転者限定特約 | 家族限定 |
対人賠償・対物賠償 | 無制限 |
・ノンフリート等級が15等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間37,200円 (月々3,200円) | 年間80,300円 (月々6,800円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間35,600円 (月々3,100円) | 年間76,800円 (月々6,400円) |
・ノンフリート等級が20等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間31,500円 (月々2,800円) | 年間68,000円 (月々5,800円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間30100円 (月々2,700円) | 年間65,100円 (月々5,600円) |
トヨタ アルファードハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ 4WD
(車両料率クラス 対人:5/対物:4/搭乗者:4/車両:6)
・ノンフリート等級が15等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間39,300円 (月々3,400円) | 年間102,700円 (月々8,700円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間37,600円 (月々3,300円) | 年間98,300円 (月々8,300円) |
・ノンフリート等級が20等級の場合
車両保険なし | 車両保険あり | |
年間走行距離 7,000(Km)の場合 | 年間33,300円 (月々2,900円) | 年間87,000円 (月々7,400円) |
年間走行距離 5,000(Km)の場合 | 年間31,900円 (月々2,800円) | 年間83,300円 (月々7,100円) |
普通自動車はホンダ ステップワゴンとトヨタ アルファードを使い見積もりしてみましたが、年間保険料は車両保険なしで3.1~3.7万円程度、車両保険ありで8.3~10万円程度の保険料です。
月額保険料は、車両保険なしで2,800~3,400円程度、車両保険ありで7,100~8,700円程度になります。
ただ、普通自動車の自動車保険料は車の車名・型式ごとに決められた車両料率クラスによる割増額が加算されるため、同じ普通自動車というカテゴリーの車でも車の車名・型式により保険料が違ってきます。
実際に上記の見積もりでもステップワゴンとアルファードでは車両保険ありの場合で約2万円程度アルファードの保険料の方が高くなっています。
これはアルファードの車両料率クラスの対人と車両の2項目の車両料率クラスがステップワゴンよりも高くなっているためです。
ステップワゴンの車両料率クラスがすべて4であるのに対して、アルファードでは対人が5、車両が6の車両料率クラスになっています。
車両料率クラスには1~9までありますが、数字が高くなるほどに保険料の割増率が高くなります。
普通自動車の自動車保険料は、車両料率クラスによる割増の影響を受けるため車の車名・型式により変わります。
車両料率クラスが高い車の場合には、こちらでご紹介した保険料よりも高額の保険料になることもあります。
35歳以上限定の自動車保険料をもっと安くしたいなら
自動車保険料は運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」へと変更するといった補償範囲を見直すことで安くできますが、この他に保険会社を変えることでも安くできることがあります。
なぜなら、自動車保険料は同じような補償内容でも契約する保険会社によってその保険料が違っているからです。
例えば、アクサダイレクトの簡易見積もりで「軽自動車、35歳以上限定、ノンフリート等級20等級、車両保険あり」で見積もりしてみると、年間保険料が31,570円です。
上記の軽自動車の同様の見積もりでは年間保険料は44,200円になっています。
その差額は12,700円です。
このように、自動車保険の保険料は契約する保険会社により異なります。
「保険料が高いな。。」と感じる場合には、思い切って保険会社を変えてみるのも手です。
一般的に自動車保険料は、代理店型よりも通販型の保険会社の方が安くなります。
代理店型とは街中に店舗を構えている保険会社です。
通販型とはインターネットや郵便で申し込み手続きが完了する保険会社です。
ここでご紹介したアクサダイクレトも通販型の保険会社のひとつです。
安い保険会社を探すには、一括見積もりサイトを利用するのが便利
安い保険会社を探すには、実際に見積もりを取り寄せてみて比べてみるのが確実で失敗がありません。
しかし、気になる保険会社に1社、1社、見積もり依頼を出して見積もりを取り寄せるのはなかなか面倒に思ってしまいますね。
そこで、ぜひ、活用してみていただきたいのが、「自動車保険の一括見積もりサイト(無料)」です。
一括見積サイトなら、名前や住所などの個人情報を一度入力するだけで複数の保険会社から見積もりを取り寄せられます。
一度の入力で複数の保険会社から見積もりを取り寄せられるので本当に便利です。
「保険料が高い。。」とお悩みの場合には、ぜひ、活用してみてください。
詳しくはこちらをご覧ください。
さいごに
ここでは、運転者年齢条件特約を「35歳以上限定」にした場合の普通自動車と軽自動車の保険料の大体の相場をご紹介しました。
しかし、自動車保険の保険料は、契約する保険会社や設定する補償の範囲、補償の手厚さにより保険料はかなり変わってきます。
ここでご紹介した保険料は、あくまでも大体の相場と思って参考にしてみてください。
自動車保険料は、自分に必要な補償の範囲を知り最適な契約をすることでもっと節約できる可能性があります。
運転者年齢条件特約が「35歳以上限定」に変わるこの機会は、自動車保険の契約を見直す良いチャンスとも言えます。
これを機会に自動車保険の契約を見直してみるといいかもしれませんね。
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