ゴールド免許からブルーに変わってしまうと「自動車保険料が高くなるのでは?」こんな心配が出てきますね。
自動車保険料はできるだけ安く抑えたい費用ですから、免許証の色がブルーになることで保険料がどの程度変わってくるのか気がかりです。
ここでは、「ゴールド免許からブルーに変わった場合に自動車保険料がどの程度高くなるのか」、また、「ゴールド免許からブルーに変わった場合の自動車保険の手続き」についてご紹介しています。
もくじ
ゴールド免許からブルーに変わると自動車保険料は高くなる?
自動車保険料は、一般的に事故を起こすリスクが少ない人ほど支払う保険料が安くなるように設定されています。
このことから、保険会社によっては、「優良運転者の証であるゴールド免許所持者の保険料を割引きます」ということで「ゴールド免許割引」を設けている会社があります。
このゴールド免許割引はすべての保険会社で設けられている割引制度ではありませんが、最近では多くの保険会社で用意されています。
もし、あなたが契約している保険会社でゴールド免許割引が設けられている場合には、免許証がゴールドからブルーに変わるとゴールド免許割引が適用されないことになります。
そして、その分保険料が値上がりすることになってしまいます。
実際にゴールド免許からブルーに変わることでどれくらい自動車保険料が変わるのかを簡易見積もりを使い比べてみました。
以下の表をご覧ください。
・見積もり基本条件
車種 | 軽自動車 |
ノンフリート等級 | 16等級 |
年齢 | 30歳 |
走行距離 | 5,000以上~10,000km未満 |
対人賠償保険/対物賠償保険 | 無制限 |
運転者限定特約 | 家族型 |
車両保険 | あり |
保険会社 | アクサダイレクト | そんぽ24 | |
年間保険料 | ゴールド免許 | 28,180円 | 62,830円 |
ブルー | 33,580円 | 69,260円 |
アクサダイレクトとそんぽ24の簡易見積もりを使い免許証がゴールド免許からブルーに変わった場合にどの程度年間保険料が変わるのか比べてみました。
結果を見てみると、アクサダイレクトでは、今回の簡易見積もりでは約16%程度値上がりしています。
そんぽ24では、約9%程度保険料が高くなっています。
アクサダイレクトとそんぽ24ではゴールド免許割引の割引率は公開されていませんから、この割引率はあくまでも目安です。
今回の簡易見積もりの条件ではアクサダイレクトが約16%、そんぽ24が約9%のゴールド免許割引率が適用されているようですが、契約条件や補償内容により変わる可能性があります。
また、その他の保険会社でのゴールド免許割引の状況は以下のとおりです。
※ここで掲載している保険会社以外でもゴールド免許割引が設けられていることがあります。
保険会社 | ゴールド免許割引率 |
ソニー損保 | 0.1 |
SBI損保 | 最大約19% |
セコム損保 | 最大約15% |
三井住友海上 | 12~15% |
損保ジャパン | 12~15% |
東京海上日動 | 7~12% |
各保険会社のゴールド免許割引率を見てみると、大体9~15%程度の割引率のところが多いようです。
自動車保険料の高い契約をされている場合には、免許証がブルーになることで保険料が高くなったとより実感しやすいかもしれません。
免許証の色が変わると自動車保険料はいつから高くなる?
ゴールド免許からブルーに変更された場合、自動車保険料は保険の始期日をもって「ゴールド免許割引」が適用されない保険契約になります。
つまり、今現在加入している自動車保険契約の更新で「ゴールド免許割引」が適用されない保険料になります。
このことから、自動車保険契約の途中で免許証がブルーに変更されたとしても自動車保険の更新まではそのままゴールド免許割引が適用されることになります。
※自動車保険の始期日とは、自動車保険の補償が開始される日です。新たな自動車保険契約に基づく補償がスタートする日になります。
免許証がブルーに変わっても、もう1年ゴールド免許割引が受けられる場合がある
免許証がブルーに変更されると、自動車保険料は今契約している自動車保険の更新でゴールド免許割引が適用されないことになります。
しかし、更新する予定の自動車保険の始期日が免許証の更新期間内(誕生日の前後1ヵ月)である場合には、たとえ免許証がブルーに変更されたとしてもゴールド免許割引がもう1年そのまま継続されます。
自動車保険の始期日前に免許証を更新してブルーに変更した場合でも免許更新期間内(誕生日の前後1ヵ月)であれば、もう1年ゴールド免許割引が適用されます。
自動車保険と免許証の更新時期を合わせておくとオトクかもしれませんね。
ゴールド免許からブルーに変わった場合の手続きは?
ゴールド免許からブルーに変更された場合の手続きは、自動車保険の更新時に自ら申告する必要があります。
免許証の更新をするだけでは自動車保険の契約は変更されませんから注意が必要です。
ただ、ゴールド免許割引は自動車保険契約の途中で変更されることはありませんから、保険契約期間の途中で免許証がブルーに変更されたとしても慌てて直ぐにブルーに変更されたことを申告する必要はありません。
自動車保険契約の更新時に合わせて申告すれば大丈夫です。
ゴールド免許割引の適用の可否は、記名被保険者の免許証による
ゴールド免許割引が適用されるかどうかは、自動車保険契約の「記名被保険者の免許証」によります。
例えば、契約者と記名被保険者が異なる場合なら、契約者の免許証がゴールドからブルーに変更されただけであるならゴールド免許割引は問題なく継続適用されます。
この場合で記名被保険者の免許証がゴールドからブルーに変更された場合には、現在契約中の自動車保険契約の更新でゴールド免許割引が適用されないことになります。
ゴールド免許からブルーに変更されてしまった場合には、自動車保険契約で記名被保険者が誰になっているのかを確認してみましょう。
さいごに
免許証がゴールド免許からブルーへと変更されると、ゴールド免許割引が適用されていた場合には次の保険更新からゴールド免許割引が適用されないことになり、その分保険料が高くなることがあります。
ただ、ゴールド免許割引はすべての保険会社で設けられている割引制度ではありません。
このことから、もともとゴールド免許割引の無い保険会社で契約していた場合にはゴールド免許からブルーに変更されることではあまり保険料は変わらないかもしれません。
ゴールド免許からブルーに変更されるとがっかりしますが、これで必ず自動車保険料が高くなるわけではありません。
まずは、今契約している自動車保険でゴールド免許割引が適用されているのかどうかを確認してみましょう。
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