自動車保険の等級というのはとても重要なものです。
この等級が上がると保険料は安くなりますし、下がると保険料は高くなります。
等級というのは事故の有無によって、上がったり下がったりするのです。
保険を使用しないような事故もあれば、保険を使用しなくてはならない事故もありますよね。
保険を使用すれば、事故ありと認定され、等級が下がるのです。
一方で事故を起こしてしまっても、保険を使用しなければ、事故なしなので等級が下がることはないのです。
このように事故ありか事故なしかによって、等級が下がるか下がらないか?というのも決まってきます。
等級が下がる事故というのと等級が下がらない事故というのを覚えておくのも必要になってきます。
では、今回は等級が下がる事故というのはどのような事故なのか?等級が下がらない事故というのはどのような事故なのか?について紹介していきます。
等級が下がる事故
まずは等級が下がる事故についてです。
等級が下がるという場合も2つ種類があります。
それは3等級下がるような事故の場合と1等級下がるような事故の場合です。
よくわからないという人もたくさんいます。
では、表で3等級下がるような場合の事故と1等級下がるような場合の事故について紹介していきます。
3等級下がる事故 |
・他人を怪我させてしまい、対人賠償保険金が支払われた ・他人の他人の車を破損させて対物賠償保険金が支払われた ・建物などに契約自動車をぶつけて車両保険金が支払われた |
1等級下がる事故 |
・契約自動車が盗難にあい、車両保険金が支払われた ・台風や洪水、火災などにより車両保険が支払われた ・いたずらや落雷、窓ガラス破損などにより車両保険が支払われた |
このように事故によっては3等級下がってしまったり、1等級下がってしまうものがあります。
基本的に3等級下がってしまうのは車で事故を起こしてしまい、相手になにか補償しなくてはならなくなってしまったというときに保険を使用した場合です。
1等級下がってしまうのは相手のいないような事故で自然災害などの場合で保険金が支払いされたというときなどの場合です。
3等級下がってしまうような事故はどうしても大きな事故なので、保険金もかなり必要になります。
なので、等級が下がってしまい、保険料も高くなるのです。
1等級下がってしまった場合も保険料は高くなりますが少し高くなってしまう程度なのでこの場合に保険が使う人もいれば、使わないで実費というような人もいます。
等級が下がってしまうのであれば、自分で支払いしたほうがいいという人もいますが賠償する金額が大きければ大きいほど、保険金を使用したほうがいいのは確かでしょう。
等級が下がらない事故
等級が下がる事故もあれば、下がらない事故もあります。
では、下がらない事故について紹介していきます。
等級が下がらない事故 |
・人身傷害や搭乗者傷害保険のみが支払われた ・自動車事故弁護士費用特約のみ支払われた ・原付バイクでの事故でファミリーバイク特約を使った |
下がらない事故はこのようになっています。
車で事故してしまった場合も相手がいないような単独事故であれば、等級が下がるということはありません。
弁護士特約を使用したり、単独事故で自分の車に乗っていた人に保険を適用した場合などは等級が下がるということはないのです。
また、バイクであれば、別な特約保険になるので等級が下がるということがありません。
ここは間違える人も多いのでしっかりと覚えておくようにしましょう。
まとめ
等級が下がる事故というのはどのような事故なのか?等級が下がらない事故というのはどのような事故なのか?について紹介してきました。
等級が下がる事故は相手があるような事故の場合です。
なので、対人賠償保険金や対物賠償保険金などを使用した場合は等級が3等級下がってしまいます。
また、自然災害などで車両保険を使用した場合は1等級下がってしまいます。
事故であっても等級が下がらないというときもあります。
それは相手がいない単独事故などの場合です。
相手がいない場合であれば、等級が下がることもありません。
バイクの場合だと、特約の内容が違ってくるので等級が下がるということもない場合もあります。
事故によって下がる場合と下がらない場合を覚えておくようにしましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。