自動車保険というのは様々な種類があります。
対物補償保険、対人補償保険や車両保険などが代表的です。
しかし、その中でも他車保険特約というのがあります。
他車保険特約とは他人の車を数多く乗るという人に役に立ちます。
「他車保険特約っていうから、どの車を運転しても安心?」
「他車保険特約の適用範囲って?」
と疑問になりますよね。
では、今回は他車保険特約とはどのような保険で適用範囲というのはどこからどこまでなのか?代車の場合は他車保険特約が適用になるのか?などについて紹介していきます。
もくじ
他車保険特約とは?
そもそも、他車保険特約がどのようなものなのか?というのを知らなくては他車保険特約を上手に使うことができませんよね。
他車保険特約というのは他人の車を運転中に事故を起こしてしまった!
というときに自分の加入している自動車保険を適用することができるという特約です。
例えば、友人に車を運転していたとします。
そのときに事故を起こしてしまいました。
事故を起こしてしまった本人が自分の車の保険に他車保険特約をつけていれば友人の車を事故してしまってもその保険で補償することができます。
他車保険特約に加入していない場合は友人の保険で補わなくてはなりません。
しかし、それでは友人に迷惑がかかってしまいます。
他車保険特約に加入していれば迷惑をかけるなんてこともないのです。
詳しくはこちらをどうぞ。
他車保険特約の適用範囲とは?
他車保険特約にも適用範囲というのが決められています。
この適用範囲に当てはまらないと他車保険特約であっても保険が適用されないこともあります。
しっかりとどこからどこまでなのかが他車保険特約が適用になるのか?というのを確認しておきましょう。
では、適用範囲について紹介していきます。
対象の事故
対象になる事故は決まっています。
・対人事故
・対物事故
・自損事故
・車両事故
この4つが補償の対象事故になります。
自分が加入している自動車保険の補償内容と同じというように考えれば大丈夫です。
対象者
補償の適用になる人というのが決められています。
・契約者本人
・契約者の家族(配偶者、同居の家族、別居の未婚の子ども)
契約者本人は当たり前ですが補償の適用範囲になります。
家族も適用になるの!?
と思ったかもしれませんが実は適用になるんです。
家族であれば、他人の車を運転して事故してしまったというような場合も補償の適用になります。
なので、他車保険特約というのは自分のためにだけでなく、家族のために入っておいたほうがいいのです。
対象車種
対象車種というのも決まっています。
・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
・自家用小型貨物車
・自家用軽四輸貨物車
・特殊用途自動車(キャンピングカー)
これら以外の車種というのは補償されることがありません。
範囲が広いのでほとんど適用されますが補償範囲を確認しておくことによって、どの車種なら乗っても大丈夫なのか?を知ることができます。
確認しておきましょう。
このように補償の範囲というのが決まっています。
また、補償されるといっても、車の直接的な損害の場合の補償です。
なので、友人の代車のお金などは補償になりません。
そこは注意が必要です。
代車で事故!他車保険特約は適用になる?
代車で事故してしまったということもありますよね。
友人の車を事故してしまった場合は他車保険特約で補償することができるというのはわかりましたが代車の場合はディーラーやショップの所有になっているので他車保険特約は使えるの?と疑問に思いますよね。
では、代車の保険はどのようになっているのか?
他車保険特約は使用することができるのか?
について紹介していきます。
代車の保険はどうなってるの?
まずは代車の保険というのはどのようになっているのでしょうか?
ディーラーやショップなどの場合は法人契約でなく、自家用として契約している場合もあります。
その場合は保険というのは個人でかけるということになるので代車を貸してくれるところによって保険の種類というのはそれぞれ違います。
対人、対物、車両だけという場合がほとんどです。
法人で保険を契約している場合は保険の内容が違います。
臨時代替自動車特約というものが設定されています。
臨時で補償するというものです。
臨時代替自動車特約を使いたくない!
自分の保険を使いたいという人もいますよね。
そんな場合は他車保険特約をつけていればそれを使用することができるのか?と疑問に思いますよね。
他車保険特約は適用になるの?
法人の名義になっていない、自家用という枠で代車を貸しているのであれば他車保険特約を使用することができるんです。
他車保険特約は上記で説明したように自家用のみに適用になります。
なので法人名義では使うことができないのです。
自家用であれば代車であっても他車保険特約で補償することができます。
事故を起こしてしまっても安心ですね。
他車保険特約の注意点
他車保険特約を使用したり、設定するときというのはいくつかの注意点があります。
その注意点について紹介していきます。
適用範囲がある
いくら他車保険特約といっても適用範囲があります。
なので、代車であっても自家用の区分でなければ使用することができません。
また、事故の種類や人によっては補償の範囲にあてはまらないということあります。
保険料が高くなる
他車保険特約をつけると保険料が高くなってしまいます。
また、他車保険特約を使用すると等級が3つ下がって、保険料が高くなってしまいます。
他車保険特約を契約しておくことによって他人の車を事故してしまった場合にとても便利ですが使用するときは注意するようにしましょう。
他車保険特約をつけるなら…。
他車保険特約をつけたい!
という人にまず、やって欲しいのが保険料の比較です。
保険会社によって、保険料や補償内容というのが違います。
各保険会社を見比べることによって、他車保険特約をつけても保険料を安く抑えることができるかもしれません。
また、補償の内容も今よりも広くなるかもしれません。
各保険会社を見比べたいというような場合は電話して資料請求。
というのが当たり前と思うかもしれません。
いえいえ!今はネットの時代です。
「自動車保険一括見積もり(無料)」というのがあります。
これを使えば、保険料を各保険会社で比較することができます。
とても便利なので是非、利用してみてください。
詳しくはこちらをどうぞ。
まとめ
他車保険特約とはどのような保険で適用範囲というのはどこからどこまでなのか?代車の場合は他車保険特約が適用になるのか?などについて紹介してきました。
他車保険特約は他人の車を事故してしまったというような場合に補償するのにとても重要です。
しかし、他車保険特約は適用範囲というのが決まっています。
事故の種類や人や車種によっては適用されないというときもあります。
代車の場合は法人でなければ他車保険特約を使用することができます。
また、他車保険特約を加入したり、使うときは適用範囲もそうですが保険料も気をつけましょう。
他車保険特約をつけると保険料は高くなりますし、使用すると等級が下がって保険料が高くなります。
保険料を少しでも抑えたい!と思うのが本音ですよね。
そんなときは自動車保険一括見積もりを利用してどこの保険会社が保険料が安いのか?というのを比較してみましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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